はじめに

この記事では、エコキュートの水抜きについて詳しく解説します。エコキュートの水抜きは、機器の長寿命化や効率的な運転に非常に重要です。また、水抜きの際に一般的に遭遇しやすいトラブルやその解決方法についても触れています。そして、各メーカー(パナソニック、三菱、ダイキン等)の具体的な手順についても詳しく説明しますので、これから水抜きに挑戦する方や、既に経験のある方もぜひ参考にしてください。

エコキュートの水抜きの重要性とは?

エコキュートの水抜きは、単なるメンテナンス作業ではありません。
適切に行うことで機器の性能を維持し、長寿命化を促進します。

定期的な水抜きがもたらす利点

①エコキュート内部の状態を良好に保つ
エコキュートは湯水を蓄えるタンクや配管を使用しているため、経年とともに水中の不純物やカルシウム、ミネラルが堆積することがあります。これらが蓄積されると、フィルターの目詰まりやタンク内の腐食を引き起こし、機器の性能を低下させる要因となることがあります。そのため、水抜きを行うことでこれらの不純物を取り除き、エコキュートが本来持っている性能を最大限に発揮させることができます。

②エコキュートの長寿命化
適切な手入れを行わずに放置しておくと、その影響で故障のリスクが高まることがあります。有効な水抜きは、機器内部の環境を整えることにより故障を予防し、エコキュートの寿命を延ばす手助けをします。日常的に水を抜く習慣を持つことで、結果的に高額な修理費用を抑えることができるでしょう。

③エネルギー効率の向上
エコキュートは湯を加熱するために多くのエネルギーを使用しますが、水中の不純物や汚れがフィルターに蓄積されると、湯の温めに必要なエネルギーが増加します。これによって、当然ながら電気代が上がってしまいます。水抜きをすることで、フィルターの目詰まりを防ぎ、エネルギー効率を改善することができます。結果として、電気代の削減にもつながるのです。

以上のように、エコキュートの水抜きを定期的に行うことには多くの利点があります。これらの利点を理解し、実践していくことで、エコキュートの性能を維持し、快適な生活を支えていけることでしょう。


水抜きを怠った場合のリスク

エコキュートの水抜きを怠ることには、さまざまなリスクが伴います。まず最初に考えられます。

①フィルターの詰まり
エコキュート内に水をためたままにしていると、その水には不純物やカルシウムが蓄積され、フィルターが詰まる原因になります。フィルターが正常に機能しなくなると、湯の供給効率が低下し、必要な温度まで湯を温めるために多くの電力を消費することになります。このような状況が続くと、結果として電気代が高くなってしまいます。さらに、フィルターが詰まりにより、お湯の出が悪くなることもあります。家族全員が同時にお風呂に入るときなど、大量のお湯が求められる場面では、その影響が顕著に表れます。こうした混乱を避けるためにも、水抜きを定期的に行うことが重要です。

②機器内部の腐食リスク
エコキュートは水を使用するため、湿気や水による影響を受けやすい環境にあります。内部に不純物が蓄積されることで、金属部品が腐食しやすくなります。腐食が進行すると、最終的には大規模な修理や部品交換が必要となり、思わぬ出費を強いられることになります。

③衛生面へのリスク
長時間水をため込むことにより、バイ菌やカビが繁殖する可能性があります。これが原因で、給水された湯に不快な臭いがつくことや、色が変わるといったトラブルを引き起こすこともあります。特に、小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、こうした衛生面の問題は大いに気になるところです。

このように、エコキュートの水抜きを怠ることにはさまざまなリスクが伴います。機器の性能を維持し、安心して使用するためには、定期的な水抜きが不可欠です。しっかりとしたメンテナンスを心掛けることで、リスクを回避し、快適な生活を送ることが可能となるでしょう。

水抜きの基本的な手順

準備するものと初期確認作業

エコキュートの水抜きを行う際には、事前に準備するものや初期確認作業が必要です。
【必要な道具】
・バケツ
・受け皿
・古いタオルまたは雑巾

【初期確認作業】
①エコキュート本体の各部状態の確認
(注目すべきは、排水口や配管部分です。これらの部分に破損や亀裂がないかを確認し、異常が見られれば、そのまま作業を進めるのではなく、専門業者に相談することをお勧めします。水抜きを行う際には、配管に負担をかけないようにすることが大切です

②本体電源の確認
エコキュートの電源が入っている場合は、必ず切ってから作業を開始しましょう。電源を切ることで、誤ってお湯を出してしまうなどの事故を防ぐことができます。安全面を考慮し、作業前に必ず確認しておくことが重要です。

以上のように、エコキュートの水抜きを行う際には、準備するものと初期確認作業を怠らないことが重要です。しっかりとした事前準備が、スムーズで安全な作業につながります。これらのポイントを押さえることで、安心して水抜きを行い、エコキュートの性能を維持するための出発点となるでしょう。

実践的な手順と注意点

エコキュートの水抜きを実践する際には、具体的な手順と注意点を理解しておくことが重要です。まず、準備が整ったら、エコキュートの本体を確認し、バルブや排水口の位置を把握しておきましょう。

【水抜きの手順と解説】
給水栓・止水栓の確認
最初に、給水栓や止水栓を確認し、必要に応じて閉じます。これにより、タンク内の水が外へ流れ出やすくなります。

排水栓を開けてタンク内の水を排出
タンク内部の水を排水するため、排水栓を開けます。バケツや受け皿を用意しておくと、排水した水を確実に受け止めることができます。排水栓を開けた後、1〜2分ほど待ち、タンク内の水をしっかり排出しましょう。

排水栓を確実に閉める
水の排出が完了したら、排水栓をしっかりと閉めます。閉め忘れると、次回使用時に水漏れの原因となるため、確実に閉まっているか確認してください。

逃し弁の状態を点検
水抜き後は、逃し弁が正常な状態に戻っているかを確認します。逃し弁が開いたままだと、お湯が出ないトラブルにつながる可能性があるため、必ず元の位置に戻しておきましょう。

電源を入れて動作確認
水抜き作業が完了したら、エコキュートの電源を入れ直します。お湯が正常に出るか、設定した温度通りになっているかを確認し、異常がないかチェックします。

※作業時の注意点
作業中は周囲が濡れやすいため、足元が滑らないよう注意してください。特に冬場は寒さで手がかじかむこともあるため、安全を最優先に作業を行いましょう。

メーカー別:エコキュート水抜きのコツ

パナソニック製エコキュート|水抜きのポイント

●特徴的な点

・リリースバルブの操作を明確に行う
・排水栓の位置が給水配管付近にあるケースが多い

●手順まとめ
事前準備
・バケツ、受け皿、タオルを用意
・電源を切る

リリースバルブで圧力を抜く
・本体側面にあるリリースバルブを開け、内部圧力を抜く

給水栓・止水栓を閉める
・タンクへの給水を完全に止める

排水栓を開けて排水
・給水配管付近の排水栓を開け、1〜2分ほど待つ
・排水はバケツ等で受ける

排水栓を確実に閉める
・閉め忘れは水漏れの原因になるため要注意

逃し弁の状態を確認
・開いたままになっていないか必ずチェック

電源を入れて動作確認
・お湯が出るか
・温度設定が正常かを確認


三菱・ダイキン製エコキュート|水抜きのポイント

●特徴的な点
・基本構造は似ている
・止水栓の閉め忘れに特に注意が必要

●手順まとめ
電源を切り、安全を確保

リリースバルブで圧力を抜く
・外部に設置されていることが多い
・圧力が下がるまで少し待つ

給水栓・止水栓を閉める
・特に止水栓の閉め忘れに注意

排水栓を開けて排水
・給水配管近くの排水栓を開く
・1分以上待ち、完全に排水する

排水栓をしっかり閉める

逃し弁を正しい位置に戻す
・誤った位置だとお湯が出ない原因になる

電源を入れて動作確認
・湯量・温度設定をチェック

エコキュートの水抜きは、メーカーごとに細かな違いはありますが、基本的な流れは共通しています。電源を切って圧力を抜き、給水を止めたうえで排水し、最後に各バルブや逃し弁の状態を確認することが重要です。
特に、排水栓や止水栓の閉め忘れ、逃し弁の戻し忘れはトラブルの原因になりやすいため、作業後の確認は必ず行いましょう。操作に不安がある場合は、取扱説明書を確認するか、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

水抜き後のトラブルとその対処法

水抜きをした後にトラブルが発生することがあります。しかし、正しい知識があれば迅速に解決できるでしょう。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法について説明します。

水抜き後にお湯が出ない場合の対処法

エコキュートの水抜き作業を終えた後にお湯が出ない場合、焦ることがあるかもしれませんが、冷静に対処することが大切です。このような状況が発生した場合には、いくつかのチェックポイントを確認することで、問題を解決できる可能性があります。

① 逃し弁の位置を確認
水抜き後、逃し弁が開いたままだとお湯が出なくなります。開いている場合は、必ず元の位置に戻してから再度確認しましょう。
② 配管内の空気抜きを行う
水抜きにより配管内に空気が残ることがあります。水栓を数回開閉することで、エアが抜けて改善する場合があります。
③ フィルターの詰まりを確認
フィルターに汚れが溜まると給湯不良の原因になります。目詰まりがあれば清掃を行いましょう。
④ 改善しない場合は専門業者へ相談
上記を確認しても直らない場合は、内部不具合の可能性があるため、無理をせず専門業者に相談することが重要です。

他のトラブルケースと解決策

配管からの水漏れ
水抜き作業中に配管の接続部が緩み、水漏れが発生することがあります。漏れ箇所を確認し、接続部を締め直しましょう。必要に応じてパッキンの交換を行います。大きな漏れや修理が難しい場合は、無理をせず専門業者へ依頼してください。
タンク内の水量が正常でない
バルブの不具合により、タンクへ十分に水が供給されないことがあります。バルブが正常に開閉できているか確認し、異常があれば交換を検討しましょう。
センサー異常・エラー表示が出る
水抜き後にエラーコードが表示される場合、センサーの誤作動や設定不良が考えられます。取扱説明書でエラー内容を確認し、指示に従って再設定を行ってください。改善しない場合は、専門業者による点検が必要です。

以上のように、水抜き作業後にはさまざまなトラブルが発生する可能性がありますが、初期段階での確認や対処がトラブル解決につながります。問題が発生した場合には、早めに対策を講じることで、エコキュートの正常な運転を保つことができるでしょう。冷静に状況を判断し、適切なアクションを取っていきましょう。

エコキュート水抜きの頻度と最適タイミング

適切な頻度で水抜きを行うことは、機器の性能維持に欠かせません。最後にどのタイミングで水抜きを行えば良いかを専門家の意見を交えて紹介します。

水抜きの推奨頻度について

エコキュートの水抜きは、年に1〜2回行うのが一般的な目安です。
ただし、使用状況や地域の水質によって最適な頻度は異なるため、自宅の環境に合わせた調整が重要です。

特に寒冷地では冬前の水抜きが必須で、凍結による故障リスクを大きく下げることができます。また、春や秋などの温暖な時期に行う水抜きは、不純物の除去や内部環境の維持に効果的です。

定期的な水抜きは、給湯効率の低下防止エコキュートの寿命延長にもつながります。とくに硬水地域では汚れが蓄積しやすいため、通常よりやや頻度を高めることが推奨されます。

エコキュートを長く安心して使うためにも、環境に応じた適切な頻度での水抜きを心がけましょう。

季節ごとのポイント

エコキュートの水抜きは、季節ごとの環境変化を意識して行うことが重要です。各季節の注意点を押さえることで、トラブル予防と性能維持につながります。

春|冬の汚れをリセット
・冬に溜まった水をしっかり水抜き
・フィルターの点検・清掃(必要に応じて交換)
・新生活前のメンテナンスに最適な時期

■夏|衛生管理を重視
・高温によるカビ・雑菌対策が重要
・使用頻度が高まる前にシーズン初めの水抜き
・定期点検で湯トラブルを防止

■秋|水質変化に注意
・台風・長雨による水質変化に注意
・フィルターのこまめな確認
・冬前の点検・準備期間として最適

■冬|凍結対策が最優先
・凍結防止のための水抜きは必須
・閉栓作業の確実な実施
・寒冷地では配管まわりの保護・確認

まとめ

エコキュートの水抜きは、故障を防ぎ、機器の性能と寿命を維持するために欠かせない重要なメンテナンスです。正しい手順で定期的に水抜きを行うことで、給湯効率の低下や電気代の無駄、衛生面のトラブルといったリスクを未然に防ぐことができます。

また、メーカーごとの特徴や季節ごとの注意点を理解しておくことで、より安全かつ効果的な水抜き作業が可能になります。特に、止水栓や排水栓、逃し弁の確認といった基本ポイントは、どのメーカーでも共通して重要です。

作業に不安がある場合や、トラブルが解消しない場合は、無理をせず専門業者に相談することも大切な判断です。日頃から適切なメンテナンスを心がけることで、エコキュートを長く安心して使い続けることができるでしょう。

本記事を参考に、ぜひご自宅のエコキュートの状態を見直してみてください。


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