最新のエコキュートは、単にお湯を沸かすだけでなく、「省エネ」「快適性」「スマート化」「防災」に特化した便利な機能が多数搭載されています。

大きく分けて「どのメーカーでも主流になっている基本の便利機能」と「メーカーごとの独自の便利機能」があります。

1. 日常を快適・スマートにする便利機能

最近のエコキュートで最も進化しているのが、IoT(インターネット連携)とセンサー技術です。

  • スマートフォン連携(アプリ操作)

    外出先や帰宅途中にスマホから「お湯張り」や「追い焚き」の操作が可能です。また、お湯の残量確認や、離れて暮らす家族のお湯の使用状況を確認する「見守り機能」も備わっています。

  • 自動お掃除機能

    浴槽の栓を抜くだけで、配管内に水流やマイクロバブルを流し込み、自動で配管洗浄をしてくれる機能が普及しています。

  • 深紫外線によるお湯の除菌

    お湯の循環経路に深紫外線を照射し、雑菌の繁殖を抑える機能です。二番風呂でも嫌なニオイや濁りがなく、残り湯を洗濯に使う際も清潔です。

2. かしこく電気代を節約する省エネ機能

過去のお湯の使用量をAIが学習し、無駄のない沸き上げを行います。

  • 太陽光発電システムとの連携

    これまでのエコキュートは「夜間の安い電力」でお湯を沸かすのが基本でしたが、最新機種は翌日の天気予報(日射量予報)を受信し、太陽光発電の余剰電力を使って昼間にお湯を沸かす機能(ソーラーチャージ機能)が搭載されています。

  • AIによる保温制御

    浴室に人が入ったことをセンサーが検知してから加熱を始めたり、お湯の冷め方を学習して効率的に保温するなど、無駄な電力消費を抑えます。

3. いざという時に役立つ防災・安心機能

  • 非常用水の確保

    タンク内に常にお湯(水)が貯まっているため、災害による断水時には、非常用取水栓から生活用水として取り出して使うことができます。

  • 気象警報との連動

    大雨や台風などの気象警報が発令されると、断水や停電に備えて自動でタンク満タンまで沸き上げを行ってくれる機能を持つ機種もあります。

主要メーカーの独自機能(代表例)

各メーカーは「入浴の快適さ」や「水圧」などで個性を出しています。

メーカー 特徴的な独自機能
三菱電機

バブルおそうじ / ホットあわー

 

マイクロバブルによる配管の自動洗浄機能が人気。約0.01ミリの微細な泡で全身を包み込み、湯冷めしにくく肌の水分量を保つ「ホットあわー」も特徴です。

パナソニック

AIエコナビ / リズムeシャワープラス

 

人感センサーで浴室への入室を検知して保温を開始するなど、きめ細かい省エネ機能(AIエコナビ)が優秀。シャワーの温度と水圧をリズミカルに変動させて節水する機能もあります。

日立

水道直圧給湯(ナイアガラタフネス)

 

タンクのお湯の熱で水道水を瞬間的に温めて給湯する方式。水道の水圧がそのまま活かせるためシャワーが強く、そのまま飲料水としても使用できるのが最大の強みです。

ダイキン

パワフル高圧 / ウルトラファインバブル入浴

 

シャワーとキッチンで同時にお湯を使っても水圧が落ちにくいのが特徴。微細な泡でお湯に浸かるだけで汚れが落ちやすくなる温浴機能も備えています。

ご家族の人数、太陽光発電の有無、水圧へのこだわり(シャワーの強さなど)によって最適な機種は変わってきます。