雪が積もった住宅の屋外に設置されたエコキュートと、雪対策を呼びかけるキャッチコピー

「エコキュートの室外機に雪が積もっているけれど、このまま使っても大丈夫?」

「雪が多い地域では、防雪カバーや架台を付けた方がいいの?」

エコキュートのヒートポンプユニットは屋外に設置されているため、積雪によって空気の通り道がふさがれると、お湯を正常に沸かせなくなることがあります。

雪が積もったときは、まずヒートポンプの吸込口・吹出口の周囲を確認し、安全に取り除ける雪を除雪することが基本です。積雪が多い場所では、交換時に高置台や防雪フード、防雪屋根などを検討することも大切です。

こんにちは!エコキュート交換工事専門店のチカラもち甲府店です。

この記事では、雪が積もったときの対処法、雪対策に使う設備の違い、山梨県内の地域差、交換工事で確認したいポイントを紹介します。

この記事の結論

  • ヒートポンプの吸込口・吹出口が雪でふさがれると、沸き上げ不良につながることがある
  • 周囲の雪は安全な範囲で取り除き、異音・エラーが続く場合はメーカーへ相談する
  • 雪対策には高置台・防雪フード・防雪屋根などがあり、設置環境に合わせて選ぶ
  • 山梨県内でも降雪状況は異なるため、交換時は設置場所の積雪や落雪を確認する

この記事を書いた人

チカラもち甲府店(エコキュート交換工事専門)スタッフです。エコキュートの交換や設置場所について確認したいポイントを、メーカー公式情報と山梨県内の施工事例をもとにご紹介します。

エコキュートは雪対策が必要?雪が積もると起こること

エコキュートの雪対策で特に注意したいのは、屋外に設置されたヒートポンプユニットの周囲です。

エコキュートは、ヒートポンプが屋外の空気から熱を取り込み、その熱を利用してお湯を沸かします。そのため、空気を吸い込む場所や吹き出す場所が雪でふさがれると、正常な運転に影響することがあります。

吸込口・吹出口が雪でふさがるとどうなる?

ダイキンは公式FAQで、ヒートポンプの吸込口・吹出口を積雪がふさいでいると、お湯が沸きにくくなると案内しています。

三菱電機も、ヒートポンプが雪に埋もれると、異音や沸き上げ不良、機器の故障につながる可能性があると説明しています。

特に確認したいのは、次のような状態です。

  • ヒートポンプの前に雪が吹きだまっている
  • 本体の側面や背面まで雪が積もっている
  • 屋根から落ちた雪が機器の周囲にたまっている
  • 運転音がいつもと違う、またはお湯がなかなか増えない

ヒートポンプ周囲が雪でふさがれた状態と除雪後の状態を比較した図解

雪が本体に少し付いているだけなのか、空気の通り道をふさいでいるのかによって、確認すべき内容は変わります。

雪による不調と配管の凍結は別の問題

冬にお湯が出なくなる原因には、ヒートポンプ周辺の積雪だけでなく、配管の凍結もあります。

例えば、貯湯タンクにお湯は残っているのに蛇口からお湯が出ない場合は、配管凍結なども確認したいところです。

配管の凍結が疑われる場合は、山梨県でのエコキュート凍結対策と、やってよいこと・避けたいことも参考にしてください。

エコキュートが雪に埋まったときの対処法

ヒートポンプの周囲に雪が積もっていたら、まず機器の状態を確認しましょう。

1.ヒートポンプ周囲の雪を安全に取り除く

地面から安全に手が届く範囲で、ヒートポンプの吸込口・吹出口をふさいでいる雪を取り除きます。

除雪するときは、機器のカバーや配管を傷つけないよう注意してください。金属製のスコップなどを無理に押し当てたり、機器の内部へ差し込んだりすることは避けましょう。

屋根から雪が落ちてくる場所や、足元が凍結している場所では、無理に作業しないでください。

2.リモコン表示と運転状態を確認する

周囲の雪を取り除いたら、リモコンにエラーが表示されていないか、お湯の残量が増えているかを確認します。

ヒートポンプ内部のファンに雪や氷が付着している場合は、周囲を除雪しただけでは運転が戻らないこともあります。

内部が凍結しているときの解氷方法や復帰操作は、メーカー・機種によって案内が異なります。自己判断で熱湯をかけたり、カバーを外したりせず、お使いの機種の取扱説明書やメーカー公式FAQに従ってください。

3.異音・エラーが続く場合はメーカーへ相談する

雪を取り除いてもエラーが消えない、ファンが動かない、異音が続くといった場合は、メーカーの点検・修理窓口へ相談してください。

エラーコード、機種の型番、不調が始まった日時を控えておくと、状況を伝えやすくなります。

一方、エコキュートを長年使用していて、交換も検討している場合は、現在の設置場所に雪対策を加えられるかを交換業者に相談できます。

雪が積もりやすい場所での交換をご検討中ですか?

エコキュートを交換する際は、機種だけでなく、ヒートポンプの設置場所や雪への備えも確認したいところです。チカラもち甲府店では、現在の機器や設置状況をもとに、交換についてご相談いただけます。

エコキュートの雪対策に使う設備と選び方

積雪が多い地域や、雪が吹きだまりやすい設置場所では、冬になる前に防雪設備を検討する方法があります。

代表的なのは、高置台・防雪フード・防雪屋根です。それぞれ役割が違うため、何から機器を守りたいのかを考えて選びます。

設備 主な役割
高置台・防雪架台 ヒートポンプを地面より高く設置し、積雪による埋没を防ぐ
防雪フード・防雪カバー 吸込口・吹出口への風雪の吹き込みを抑える
防雪屋根 機器の上部への積雪や落雪に備える
防雪板 側面・背面などからの風雪に対応する

設備の名前を見たことがなくても、写真と文字を組み合わせて役割を理解できること。

高置台・防雪架台|雪に埋まりにくい高さへ設置する

高置台は、ヒートポンプを地面より高い位置に設置するための架台です。

例えば、地面に直接近い位置で設置していると、周囲の積雪がヒートポンプの下部まで達しやすくなります。積雪量を考慮した高さにすることで、雪に埋もれるリスクを減らせます。

ただし、必要な高さは地域の積雪状況や設置場所によって変わります。架台の強度や固定方法なども含め、機種の据付条件に従って選定します。

防雪フード・防雪カバー|風雪の吹き込みを抑える

防雪フードは、ヒートポンプの吸込口や吹出口などに取り付け、風に乗った雪が入り込むのを抑えるための部材です。

雪が横から吹き込む場所では、積雪の高さだけでなく、風向きも考える必要があります。

三菱電機は公式FAQで、防雪カバーを別売品として案内しています。メーカーや型番によって対応する部材が違うため、現在の機種に適合する製品かどうかを確認してから選びましょう。

なお、市販の汎用カバーなどで吸込口・吹出口を覆うと、必要な通風を妨げるおそれがあります。雪対策用として適合が確認されている部材を使用することが重要です。

防雪屋根|上からの積雪や落雪に備える

防雪屋根は、ヒートポンプの上部を雪から守るための設備です。

屋根から雪が落ちる場所にエコキュートがある場合、雪の重みや落下時の衝撃が問題になることもあります。

落雪の影響が大きい場所では、防雪屋根を付けるだけでなく、機器そのものを落雪しにくい場所へ設置できないかも検討します。

防雪設備を選ぶ前にメーカー・型番を確認しよう

高置台、防雪フード、防雪屋根は、それぞれ必要に応じて検討する設備ですが、どの機種にも自由に取り付けられるわけではありません。

現在使用している防雪部材を交換後も使えるかどうかも、機種の組み合わせによって異なります。

ダイキンでは、交換用ヒートポンプに対して既存の高置台・防雪屋根・防雪フードなどを再利用できるか確認する一覧を公開しています。

エコキュートの型番を確認したい方は、チカラもち甲府店の型番確認方法もご覧ください。

山梨県ではどこまで雪対策が必要?地域ごとの考え方

山梨県内でも、甲府盆地と富士北麓などでは雪の降り方が異なります。

気象庁の1991〜2020年の平年値によると、1月の「降雪の深さの合計」は甲府で9cm、河口湖で37cmです。

観測地点 1月の降雪合計
甲府 9cm
河口湖 37cm

出典:気象庁「過去の気象データ検索」1991〜2020年平年値。数値は月間の降雪合計であり、一度に積もる雪の深さではありません。

甲府盆地でも大雪への備えは考えておきたい

甲府盆地では、普段は積雪が少ない冬でも、南岸低気圧の影響でまとまった雪が降ることがあります。

そのため、「毎年雪が多い地域ではないから何も確認しなくてよい」と考えるのではなく、ヒートポンプの前に雪が吹きだまる場所ではないか、屋根から雪が落ちてこないかを確認しておくとよいでしょう。

富士北麓・北杜市などでは設置条件を詳しく確認する

富士吉田市や富士五湖周辺、北杜市などでは、住宅の立地や標高によって雪の降り方、積もり方が変わります。

同じ市内でも、建物の北側、風が吹き抜ける場所、日陰になりやすい場所では、雪が残りやすいことがあります。

地域名だけで防雪設備を決めず、ご自宅でどのくらい雪が積もるか、どこに雪がたまるかを確認することが大切です。

また、冬の低温に対応する機種選びについては、北杜市での寒冷地仕様エコキュートの選び方で詳しく紹介しています。

エコキュート交換時に確認したい4つの雪対策

エコキュートを交換するときは、新しい機種の容量や機能だけでなく、交換後も使い続ける設置場所を確認することが大切です。

特に積雪のある地域では、次の4つを確認したいところです。

1.積雪の高さとヒートポンプの設置位置

冬にどの程度雪が積もる場所なのか、ヒートポンプが地面からどのくらいの高さにあるのかを確認します。

積雪が多い場所では、高置台によって設置位置を上げる方法もあります。高さだけでなく、固定する場所や強度も確認が必要です。

2.屋根からの落雪と吹きだまり

屋根の軒下や、建物と塀の間など、雪が落ちたり吹きだまったりする場所に設置されていないか確認します。

落雪が直接当たる位置であれば、設置場所の変更も含めて検討したいポイントです。

3.ヒートポンプの通風と排水

ヒートポンプの周囲には、運転に必要な空気の通り道を確保する必要があります。

また、ヒートポンプは運転中の除霜などによって水が排出されます。寒い地域では、この水が凍結する場合もあるため、設置場所の排水条件にも注意が必要です。

雪が積もっていないときだけでなく、冬に雪がたまった状態も想定して設置計画を考えます。

4.防雪部材の適合性と既存設備の再利用

すでに高置台や防雪屋根を使っている場合は、交換後の機器でも再利用できるか確認します。

新しいヒートポンプの寸法や固定位置、部材の適合性が変わることがあるためです。

エコキュートの設置に必要な基礎・配管・搬入経路など、雪対策以外の確認事項は、エコキュートの取り付け条件と設置前の確認ポイントでも解説しています。

北杜市の施工事例から考える|交換後の冬も見据えた設置場所

チカラもち甲府店では、山梨県北杜市の戸建て住宅で、日立「BHP-F46WUK」へのエコキュート交換工事を行った実績があります。

こちらは460Lタイプへの交換事例です。施工前後の写真は、実際の住宅にエコキュートがどのように設置されているかを知る参考になります。

山梨県北杜市で日立BHP-F46WUKへ交換したエコキュートの施工後写真

ここで注目していただきたいのは、エコキュート本体のメーカーや容量だけではありません。

ご自宅で交換を考える際には、施工写真を参考にしながら、次の点にも目を向けてみてください。

  • 機器の足元:地面に雪が積もったとき、ヒートポンプが埋もれない位置にあるか
  • 周囲のスペース:雪が降ったときに、無理なく周囲を確認・除雪できるか
  • 建物との位置関係:屋根からの落雪や、壁際の吹きだまりの影響がないか
  • 排水と配管:雪や氷がたまりやすい場所になっていないか

これらは、掲載した北杜市の住宅で問題があったという意味ではありません。実際の交換事例をきっかけに、ご自宅の設置環境について考えていただきたい確認項目です。

エコキュートは交換すると、その場所で長く使用する設備です。工事が終わった直後の見た目だけでなく、雪が降った冬にも無理なく使い続けられるかを考えておくことが、設置場所を検討するうえで大切になります。

北杜市の実際の工事内容については、日立 BHP-F46WUKへのエコキュート交換施工事例をご覧ください。

また、交換工事の費用について確認したい方は、山梨県でのエコキュート交換費用と工事費の内訳も参考になります。

よくあるご質問

Q.エコキュートに防雪カバーは必要ですか?

設置場所の積雪量や風雪の影響によって必要性が変わります。ヒートポンプの吸込口・吹出口に雪が入りやすい場所では、防雪フードや防雪カバーなどが対策の候補になります。取り付ける際は、お使いの機種に適合する部材を確認してください。

Q.エコキュートの防雪屋根にはどんなものがありますか?

ヒートポンプの上部を覆うタイプや、設置場所に合わせて使用する防雪部材などがあります。機種や取り付け環境によって使える部材が異なるため、メーカーの据付資料や販売店・施工店で確認しましょう。

Q.冬はエコキュートのお湯を抜かなくても大丈夫ですか?

通常どおり毎日使用する場合と、長期間使用しない場合では対応が異なります。冬に使用を続ける場合は、機種の凍結防止機能や取扱説明書に従ってください。長期間留守にする場合の水抜きについても、機種の取扱説明書で確認が必要です。

Q.冬にエコキュートが凍結するのを防ぐ方法はありますか?

機種に備わっている凍結防止運転や、配管への凍結防止対策などがあります。必要な設定や操作はメーカー・機種によって異なります。詳しくは、エコキュートの冬の凍結対策をご覧ください。

まとめ|雪の影響を考えたエコキュート交換はチカラもち甲府店へ

エコキュートの雪対策では、ヒートポンプの周囲に雪がたまらず、運転に必要な空気の通り道を確保できることが重要です。

雪が積もってしまった場合は、安全な範囲で周囲を除雪し、運転状態を確認しましょう。エラーや異音が続く場合は、お使いの機種のメーカーへ相談してください。

これからエコキュートを交換する方は、機種選びと合わせて、高置台・防雪フード・防雪屋根などの必要性も確認しておきたいところです。

甲府店では、山梨県内の住宅でエコキュートの交換をご検討中の方から、設置場所や機種選びについてのご相談を受け付けています。

現在のエコキュートの型番や、設置場所が分かる写真があれば、ご自宅の状況を伝えやすくなります。写真は安全な場所から撮れる範囲でご用意ください。

チカラもち甲府店のスタッフとお客様がエコキュートの設置写真を見ながら相談するイメージ

アクセス(チカラもち甲府店)

エコキュート交換工事専門店チカラもち甲府店の外観写真

住所:〒400-0066 山梨県甲府市新田町1-1

関連記事

参考サイト

参考情報確認日:2026年10月23日。実際の対処方法や取り付け条件は、使用するメーカー・型番の取扱説明書、据付資料をご確認ください。