
コロナは2001年に世界で初めてエコキュートを開発したパイオニアメーカーです。独自のES制御技術と高い省エネ性能、そして他メーカーより手頃な価格設定から、コストパフォーマンスを重視する方に根強い支持があります。この記事では、コロナエコキュートの特徴・シリーズ比較・選び方を専門店の視点で詳しく解説します。
目次
コロナはエコキュートを世界で初めて開発したメーカー
コロナは石油暖房器具のトップメーカーとして知られていますが、エコキュートの分野でも歴史があります。2001年、世界で初めてエコキュートを一般向けに販売したのがコロナです。当時のエコキュートはエネルギーロスを徹底的に抑えた革新的な省エネ製品として高く評価され、平成13年度省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞しています。
現在は国内シェアでパナソニック・三菱・ダイキンに次ぐ位置にありますが、省エネ性能の高さとコスパの良さから、エコキュート導入を検討する際の有力候補として多くのユーザーに選ばれています。
コロナエコキュートの4つの主な特徴
コロナエコキュートが他メーカーと比べて際立っているポイントを、専門店の目線から整理します。どの特徴があなたのニーズに合っているかを確認してみてください。
①ES制御(エネルギーウェーブ制御)による高い省エネ性能
コロナ最大の強みは、独自のES制御技術です。「つくる・ためる・つかう」という3つのプロセスをすべて効率化するコロナ独自の制御技術で、最上位機種「プレミアムエコキュート」では年間給湯保温効率4.0(JIS C 9220)を達成しています。
これは1の電気エネルギーで4の熱エネルギーを生み出す高効率を意味し、同クラスの他メーカー製品と比べてもトップクラスの数値です。電気代を長期的に抑えたい方にとって大きなメリットになります。
ES制御の3つの要素
- 効率よくお湯をつくる:高効率スクロールコンプレッサーとイジェクター回路で熱交換効率を向上
- 効率よくお湯をためる:7つのサーミスタによる精密な温度管理で保温ロスを最小化
- 効率よくお湯をつかう:省エネ給湯回路で中湯温を無駄なく使い切る
②高圧パワフル給湯(AZ2シリーズ)で快適なシャワー
2026年4月から発売されたコロナの「AZ2シリーズ」では、高圧力タイプ180kPa・高圧力パワフル給湯タイプ300kPaを実現しています。従来の標準圧エコキュート(170kPa前後)と比べて強い水圧を確保でき、2〜3階のシャワーでも快適な使用感が得られます。
③業界トップクラスの長い無償保証(AZ2タイプ)
コロナの「AZ2シリーズ」は本体5年保証を採用しており、パナソニック・ダイキン・日立(いずれも1年)・三菱(2年)と比べて圧倒的に長い保証期間が特徴です。故障リスクの高い購入後初期の保証が充実しているため、安心感の面でも優位性があります。
なお、AZ2タイプ以外のシリーズは本体2年保証となります。
④コスパの高さと豊富なラインナップ
他メーカーと同等機能の機種を比べると、コロナは5〜8万円程度安い価格設定であることが多く、コストパフォーマンスの高さが特徴です。スタンダード・ハイグレード・プレミアムなど複数のグレードと、フルオート・オート・薄型・寒冷地仕様などバリエーション豊富なラインナップから、予算と設置環境に合った機種を選べます。
コロナエコキュートのシリーズ一覧と選び方
コロナのエコキュートは大きく「フルオート・セミオート・給湯専用」「省スペース・スリムタイプ」「寒冷地仕様」に分かれています。シリーズごとの特徴と向いている方の特徴を紹介します。
プレミアムエコキュート
省エネ性能を最重視したい方向けの最上位シリーズです。真空断熱材の採用による優れた保温性・ES制御による年間給湯保温効率4.0を実現しています。長期的に電気代を削減したい方・太陽光発電との組み合わせを検討している方に最適です。
ハイグレードタイプ
コロナの中で最も売れているシリーズです。節水モード・ecoガイド・省エネ保温・スマートナビリモコンプラス・スマホアプリ対応など、便利機能をほぼ網羅しています。価格と性能のバランスが最も良く、初めてエコキュートを導入する方にもおすすめです。
スタンダードタイプ
基本的な機能を備えつつ、初期費用を抑えたい方向けのシリーズです。フルオートには対応しておらず、セミオートまたは給湯専用モデルから選ぶことができます。
省スペース・スリムタイプ
コロナの他シリーズの460Lタイプに比べて、貯湯ユニットの設置面積がスリムになった省スペース設計モデルです。通常タイプと比べて3〜8万円程度高くなりますが、設置場所の制約がある場合は最適な選択肢です。
寒冷地仕様(-25℃対応)
外気温-25℃まで対応した寒冷地専用シリーズです。豪雪地帯・寒冷地にお住まいの方は、必ず寒冷地仕様を選択することが必要です。一般地仕様を設置すると、厳冬期に正常に動作しないリスクがあります。
コロナエコキュートの価格相場
| シリーズ | 工事費込み総額(目安) |
| プレミアム | 55〜68万円 |
| ハイグレード | 42〜62万円 |
| スタンダード | 35〜45万円 |
| 省スペース・スリム | 42〜58万円 |
コロナエコキュートに向いている方・向いていない方
こんな方にコロナがおすすめ
- 初期費用を抑えつつ、基本的な省エネ性能が欲しい方
- 長い保証期間(AZ2シリーズなら本体5年)を重視する方
- シンプルな操作性・安定した品質を求める方
こんな方は他メーカーも検討を
- スマートフォン連携・IoT機能を最優先したい方(→ パナソニックも有力候補)
- 最高レベルのシャワー水圧を求める方(→ 日立のナイアガラ出湯シリーズが最有力)
- 除菌・清潔機能にこだわる方(→ 三菱の「バブルおそうじ」「ナノイーX」)
補助金を活用してコロナエコキュートを導入する方法
2026年の「給湯省エネ2026事業」では、エコキュート1台あたり最大10万円の補助が受けられます。コロナのエコキュートは省エネ性能が高く、高性能機種の性能加算(3万円)の対象となる機種も多数あります。
| 補助の種類 | 金額 |
| 基本額 | 7万円/台 |
| 性能加算(高効率機種) | +3万円 |
| 電気温水器の同時撤去 | +2万円 |
補助金の申請は、給湯省エネ事業者として登録された施工業者が代行して行います。当店は登録済みですので、対象機種の確認から申請・還元まで一括してサポートいたします。
参考:給湯省エネ2026事業 事業概要 参考:対象機器の詳細
コロナのエコキュートに関するよくある質問
Q.コロナと他メーカーを比べると実際にどれくらい安いですか?
同等機能の機種を比較すると、コロナは他メーカーより5〜8万円程度安いケースが多いです。ただし機種の組み合わせや販売店によって差があるため、具体的な金額は見積もりで確認するのが確実です。
Q.コロナのエコキュートは故障しやすいですか?
特定のメーカーが「故障しやすい」とは言い切れません。コロナは発売開始から20年以上の実績があり、エコキュートの開発元としての技術力は確かです。定期的なメンテナンスと適切な設置環境が、故障リスクを下げる最大の要因です。
Q.コロナのエコキュートの入浴剤は使えますか?
使用できる入浴剤と使用できないものがあります。一般的に「追い焚き配管への影響がない」とメーカーが認定した入浴剤のみ使用可能です。メーカーが推奨していない入浴剤(発泡系・色素が濃いもの・硫黄系など)は配管を傷める可能性があるため、コロナの公式サイトや取扱説明書で確認してから使用してください。
Q.おひさまエコキュートはコロナでも選べますか?
コロナでもおひさまエコキュート(太陽光発電の余剰電力を活用するタイプ)を展開しています。給湯省エネ2026事業の補助対象にも含まれています。太陽光パネルをお持ちの方には特にお得な選択肢です。
Q.コロナの寒冷地仕様は必要な地域はどこですか?
外気温が-10℃を下回る可能性がある地域(東北・北海道・甲信越の山間部など)では、寒冷地仕様(-25℃対応)の選択をおすすめします。お住まいの地域が寒冷地仕様の必要エリアかどうかは、当店にてご確認いただけます。
まとめ
コロナはエコキュートの発祥メーカーとして長年培ってきた技術力を持ち、ES制御による高い省エネ性能と手頃な価格設定が最大の強みです。AZ2シリーズの本体5年保証も安心感につながります。2026年の補助金を活用すれば実質負担をさらに減らせます。まずは専門店での現地確認と見積もりをおすすめします。

