エコキュートの交換は大きな買い物であり、生活に直結する設備です。後悔しないために押さえておくべきポイントを、**「費用」「補助金」「機種選び」「業者選び」**の4つの視点でまとめました。
1. 費用と補助金のチェック(最重要)
2026年も国による強力な補助金制度が継続されています。これを知っているかどうかで、実質負担額が10万円以上変わる可能性があります。
-
費用相場: 工事費込みで 40万〜60万円前後 が目安です(機種やタンク容量による)。
-
補助金(給湯省エネ2026事業):
-
基本額として 7万円〜13万円/台 程度の補助が出るケースが多いです(機種の省エネ性能によります)。
-
注意点: 補助金を受けるには「登録事業者」に依頼する必要があります。契約前に必ず「補助金申請が可能か」を確認してください。
-
-
追加費用の有無: 既存の土台(基礎)が劣化している場合や、搬入経路が狭い場合は、別途費用が発生することがあります。
2. 後悔しない機種選びのポイント
今のライフスタイルだけでなく、数年先の家族構成の変化も考慮しましょう。
-
タンク容量:
-
370L: 3〜4人家族向け
-
460L: 4〜5人家族向け(シャワーを多く使うならこちら)
-
※「お湯切れ」が一番のストレスになるため、迷ったらワンサイズ大きめが推奨されます。
-
-
機能の選択:
-
フルオート: 自動湯はり・追い炊き・保温まですべて自動(主流)。
-
オート: 湯はりは自動だが、追い炊き機能がない。
-
-
特殊仕様: 寒冷地(最低気温が-10℃を下回る)や海岸付近(塩害地域)にお住まいの場合は、必ず専用モデルを選んでください。
3. 業者選びの注意事項
安さだけで選ぶと、手抜き工事やアフターフォロー不足でトラブルになることがあります。
-
相見積もりをとる: 最低2〜3社から見積もりを取り、総額だけでなく「保証期間」や「工事内容」を比較してください。
-
施工実績と資格: 電気工事士などの国家資格を持ち、エコキュートの交換実績が豊富な業者を選びましょう。
-
保証内容: 「メーカー保証」だけでなく、業者独自の「工事保証(10年など)」があるかどうかが重要です。
4. 工事当日と前後の注意
-
作業時間: 通常 4〜7時間程度 で終わります。
-
当日のお風呂: 設置後、お湯を沸かすのに数時間かかるため、夜遅くにならないと入浴できない場合があります。
-
断水: 工事中は家全体の水が使えなくなる時間帯(1〜2時間程度)があるため、トイレ用の汲み置きなど準備しておくと安心です。
-
事前準備: タンク周辺に荷物がある場合は、業者が作業しやすいよう片付けておくとスムーズです。
