「今日はお風呂に入ろうと思ったら、シャワーの途中で冷たい水になってしまった…」
「家族が多くて夜になるとお湯が足りなくなる。これって故障なの?」
お風呂に入っている最中にお湯が水に変わるお湯切れは、ストレスだけでなく「故障したかもしれない」
という強い不安を感じさせますよね。特に寒い冬場や、来客があっていつもよりお湯を多く使う日に発生すると、
どう対応していいか焦ってしまうものです。
岐阜県は飛騨地域の厳しい寒さから美濃地域の湿潤な気候まで地域差が大きく、冬場の水温低下による負荷など、
地域特有のエコキュートのトラブルに数多く立ち会ってきました。
ご安心ください。エコキュートのお湯切れは、必ずしも「本体の故障」とは限りません。
生活スタイルの変化や設定ミス、ちょっとした使い方の工夫で解決できるケースも非常に多いのです。
この記事を最後まで読んでいただければ、
「今起きているお湯切れの原因」を自分で特定し、今日からできる予防策や、業者に相談すべきサインが明確に分かります。
岐阜県内でエコキュートのお湯切れにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!
目次
まずはココを確認!自分でできるお湯切れ診断チェックリスト
業者に問い合わせる前に、まずはご自宅のエコキュートの状態を確認してみましょう。以下のチェックリストで状況を整理することで、自分で解決できるか、プロの手が必要かが分かります。
チェック1:エラーコードはリモコンに表示されていますか?
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YES ➔ リモコンの画面に「E12」「F27」などの英数字が表示されている場合、本体やセンサーの異常(故障)の可能性が高いです。取扱説明書を確認するか、専門業者へ連絡しましょう。
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NO ➔ 故障ではなく、一時的な使いすぎや設定の問題の可能性があります。チェック2へ進んでください。
チェック2:お湯が出ないのは「家全体」ですか?それとも「特定の蛇口だけ」ですか?
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特定の蛇口(お風呂だけ、台所だけなど) ➔ エコキュート本体ではなく、その場所のサーモスタット混合水栓の故障や、ストレーナー(フィルター)の目詰まりが原因です。
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家全体の蛇口 ➔ エコキュートのタンク内のお湯が完全に空になっている(お湯切れ)、または本体の給湯弁・基板のトラブルです。
チェック3:リモコンの「残湯量表示」はどうなっていますか?
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メモリが0(または1) ➔ 単純にタンク内のお湯を使い切った状態です。「湧き増し(沸き増し)」ボタンを押して、お湯がつくられるか確認しましょう。
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メモリが十分にあるのに水しか出ない ➔ エコキュート内部の「混合弁(サーモ弁)」の不具合やセンサー異常が疑われます。
エコキュートがお湯切れを起こす5つの原因とプロの対処法
エコキュートのお湯切れには、「使い方の問題」と「機器トラブル(寿命・故障)」の2パターンがあります。ここでは、現場でよく見られる具体的な原因と、その対処法をプロの視点で深掘り解説します。
原因1:来客や季節変動による「お湯の使用量増加」
最も多いのが、単純にタンクの容量以上のお湯を使ってしまったケースです。
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年末年始や盆休みに親戚が泊まりに来た
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シャワーを出しっぱなしにする回数が増えた
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冬場になり、設定温度を上げたりシャワーの時間を長めにしたりした
エコキュートは夜間の安い電気代を使ってお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みです。そのため、普段以上のペースでお湯を使うと、夕方や夜間にお湯切れを起こしてしまいます。
【プロが教える対処法】
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「沸き増し(日中沸き増し)」を活用する
お湯の使用量が多い日は、昼間のうちにリモコンの「沸き増し」ボタンを押しておきましょう。
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沸き上げモードを「多め」「おまかせ(高め)」に変更する
省エネモード(「節電」「おまかせ」など)になっていると、エコキュートが直近の過去データから必要量を予測して控えめにお湯を沸かします。来客時や冬場は、手動で最高設定にしておきましょう。
原因2:タンク容量と世帯人数のミスマッチ

ご自宅のエコキュートの「タンク容量」、現在の家族構成に合っていますか?
| タンク容量 | 推奨世帯人数 | 特徴・注意点 |
| 300L〜370L | 2〜4人家族向け | 家族が増えたり、子どもが成長するとお湯切れしやすくなる |
| 460L | 4〜7人家族向け | 一般的な一戸建てで最も選ばれる標準サイズ |
| 550L以上 | 5〜8人以上の多世帯向け | 二世帯住宅や、毎日朝晩お風呂に入るご家庭向け |
子どもが大きくなって部活動などでシャワーを浴びる回数が増えた場合や、同居家族が増えた場合、設置当時(10年前)の容量では足りなくなっているケースが多発しています。
【プロが教える対処法】
日常的に「沸き増し」を何度も使わなければならない状態が続くなら、タンク容量不足です。電気代の無駄にもなるため、次回交換時にはワンサイズ大きい容量(例:370L ➔ 460L)へ変更することをおすすめします。
原因3:冬場の水温低下による「沸き上げ効率の低下」
岐阜県(特に飛騨・高山エリアや、各務原・関・恵那などの山間部)の冬場は、水温が0℃近くまで下がります。
エコキュートは外気の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ技術」を使っているため、「水温が低い」「外気温が低い」環境下ではお湯を沸かすのに通常以上の時間とエネルギーがかかります。そのため、夏場と同じ感覚でお湯を使っていると、夜までに沸き上がりが間に合わずお湯切れを起こすことがあります。
【プロが教える対処法】
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「ぬるめのお湯」を足すのではなく設定温度を上げる
お湯の給湯設定温度を42℃〜45℃程度と高めに設定し、蛇口側で水と混ぜて使うことで、タンク内のお湯の消費スピードを抑えることができます。
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配管の保温材をチェック
保温材が破れていると、配管内で冷やされて効率が落ちます。劣化している場合は保温テープを巻き直すかプロに依頼しましょう。
原因4:内部部品の劣化(サーモスタット・混合弁・基板の故障)
「残湯量マークは満タンなのに、シャワーから水しか出ない」「熱いお湯と冷たい水が交互に出てくる」という場合、エコキュート内部の部品が壊れている可能性が高いです。
専門用語で解説!壊れやすいパーツの役割
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混合弁(電動混合弁)
タンク内の高温のお湯(60℃〜90℃)と水道水を混ぜ合わせ、リモコンで設定した温度(例:40℃)に調整するパーツ。これが固着・故障すると、お湯と水のコントロールができなくなり、冷水しか出なくなります。
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三方弁(さんほうべん)
お風呂の追いだき用とお湯張り用の流路を切り替える弁。これが故障すると、「お風呂のお湯張りだけができない」といった症状が出ます。
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制御基板(プリント基板)
エコキュートの頭脳にあたる部分。過電流や落雷、経年劣化により不具合を起こすと、誤作動やお湯切れのエラーを発動させます。
【プロが教える対処法】
これら内部部品の不具合は、専門知識と国家資格(電気工事士や給水装置工事主任技術者)を持った技術者でなければ修理できません。
自力で分解しようとすると感電や水漏れ、火災のリスクがあるため、絶対にやめましょう。
原因5:ヒートポンプ配管からの漏水(水漏れ)
エコキュートは「貯湯タンク」と「ヒートポンプユニット」の2つの機器が配管でつながっています。
この配管からお湯や水が漏れていると、いくら沸かしてもタンクにお湯がたまらず、お湯切れを起こします。
特に10年以上前の設置で「架橋ポリエチレン管」ではなく「三層管」や「アルミ複合管」を使用している場合、経年劣化で破裂しやすい傾向があります。
【プロが教える対処法】
エコキュートの周りの地面が常に濡れていないか確認してください。もし止水栓を閉めても水が漏れ続けている場合や、配管から水が吹き出している場合は、直ちに専門業者へ連絡してください。
エコキュートのお湯切れ・異常を「放置」すると危険!3つの大きなリスク
「今日はお湯切れしたけど、沸き増ししたらなんとかお風呂に入れたから放置でいいや」
そう思って不調を騙し騙し使っていませんか?お湯切れや初期症状を放置すると、取り返しのつかない大きなリスクに繋がります。
【放置リスクの悪循環】
軽微な異常(部品劣化・水漏れ)
↓ 放置
完全停止(突然お風呂が使えない・真冬に水シャワー)
↓
二次被害(高額な電気代・水道代・漏水による階下漏水や基礎の劣化)
リスク1:電気代・水道代の爆発的な高騰
ヒートポンプ配管からの微小な水漏れや、センサー異常による頻繁なお湯切れを放置すると、
エコキュートは「お湯が足りない」と認識し、料金の高い日中帯にひたすら無駄な沸き増しを繰り返します。
その結果、「いつの間にか電気代が先月の1.5倍〜2倍になっていた」「水道局から漏水の指摘を受けた」
という相談が、当店にも多く寄せられます。
リスク2:最悪のタイミングでの「完全停止」
エコキュートが完全に故障して動かなくなるのは、「最も負荷がかかる日=1年で一番寒い真冬の日」や「お正月・ゴールデンウィークなどの連休中」が多くなります。
極寒の岐阜の冬に突然お湯が出なくなれば、銭湯に通う必要があり、小さなお子様やお年寄りがいるご家庭では死活問題になります。さらに、冬場や大型連休は全国的に施工が混み合い、給湯器の在庫も品薄になるため、「修理や交換まで1週間待ち」という事態にも陥りかねません。
リスク3:水漏れによる建物への二次被害と高額修理費
配管破裂や本体内部からの漏水を放置すると、ご自宅の床下や土台、外壁の基礎部分に水が回り続け、建物を腐食させる原因になります。また、設置から8〜10年以上経過している機器の場合、壊れた部品(基板や混合弁)のメーカー供給が終了しており、「部分修理ができず、強制的に一式交換(数十万円の費用)になる」ケースがほとんどです。
不調を感じた初期段階で点検を受けることが、結果として最も費用を安く抑えるポイントです。
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