エコキュートは、私たちの暮らしに快適なお湯を届けてくれる重要な設備です。
新築時に導入されるご家庭も多く、今や生活に欠かせない存在と言えるでしょう。
しかし、精密機器であるため、時にエラーコードを表示することがあります。
これは故障のサインである可能性もあり、迅速で適切な対処が求められます。
この記事では、エコキュートでエラーが発生した際の正しい再起動手順、再起動が必要となる主な状況、そして再起動しても直らない場合の対処法について、専門家の視点から詳しく解説します。
エラーが頻発してご不安に感じている方は、ぜひ参考までにご覧ください!
目次
1. エコキュートでエラー発生!まずやるべき3つのステップ
リモコンにエラー表示が出た時、慌ててすぐに電源を切るのは禁物です。まずは以下の3つのステップを落ち着いて実行してください。

- エラーコードをメモ・撮影する
何よりも先に、リモコンに表示されているエラーコードを必ず控えておきましょう。
スマートフォンで撮影しておくのが確実です。このコードは、エコキュートが「どこで」「どのような」問題を検知したかを示す重要な情報です。
万が一、修理が必要になった際に業者へ正確に伝えることで、原因究明と復旧がスムーズに進みます。 - 取扱説明書を確認する
エラーコードを控えたら、お使いのエコキュートの取扱説明書を確認します。
説明書にはエラーコードごとの原因と、ご自身で対処できる内容かどうかが記載されています。 - 再起動(リセット)を試す
取扱説明書に「販売店・工務店にご連絡ください」といった記載がなく、一時的なエラーの可能性がある場合は、再起動を試してみましょう。
2. 【メーカー共通】エコキュートの基本的な再起動(リセット)手順
エコキュートの再起動方法は機種によって細部が異なりますが、多くのメーカーで共通する基本的な手順は以下の通りです。

【再起動手順】
- 貯湯タンクユニットの漏電遮断器(ブレーカー)をオフにする
エコキュート本体(貯湯タンクユニット)のカバーを開けると、通常「漏電遮断器」または「ブレーカー」があります。
これを「切」または「OFF」にしてください。
※リモコンの電源だけを切っても、本体の再起動にはなりません。 - 約1分間待つ
電源をオフにしたら、すぐにオンにはせず、内部の基盤などが完全に放電されるまで1分ほど待ちます。 - 漏電遮断器をオンにする
1分経過したら、漏電遮断器を「入」または「ON」に戻します。 - エラーが消えているか確認
台所リモコンの電源が入り、エラー表示が消えていれば再起動は完了です。
時刻設定などが初期化されている場合は、再設定してください。
【注意点】
- 一部の機種には「リセットボタン」がありますが、場所が分からない場合は無理に探さず、上記の漏電遮断器での操作を行ってください。
- エラーが頻繁に再発する場合、根本的な原因が隠れている可能性があります。
安易に再起動を繰り返さず、専門業者に相談しましょう。
3. エコキュートの再起動が必要になる主なケース
どのような状況で再起動が必要になるのでしょうか。
代表的なケースをご紹介します。
ケース1:停電の後

停電が起きるとエコキュートへの電力供給が止まるため、以下のような影響が出ることがあります。
- 給湯機能の停止: 当然ながら、お湯を沸かすことも、貯めてあるお湯を供給することもできなくなります。
- 設定の初期化: お湯の温度設定や時刻などが、購入時の設定にリセットされてしまうことがあります。
- タンクのお湯が冷める: 長時間の停電では、保温機能も停止するため、タンク内のお湯が徐々に冷めてしまいます。
停電復旧後は、エコキュートが正常に動作を再開するか確認するために、一度再起動を行うと安心です。
ケース2:落雷や台風などの自然災害後

近隣への落雷による瞬間的な電圧変動(雷サージ)や、台風による一時的な電力供給の不安定化が原因で、エコキュートの安全装置が作動し、エラーを表示することがあります。
このような場合も、再起動によって正常な状態に復帰することが期待できます。
ケース3:一時的な通信エラーやセンサーの誤作動
エコキュートは多くのセンサーや電子基板で制御されています。
何らかの外的要因(ノイズなど)で一時的にセンサーが誤作動を起こし、エラーを表示することがあります。
こうした軽微なエラーは、再起動で解消されるケースが多く見られます。
🌪️ 災害後に「エコキュートが正常に動くか不安…」と感じていませんか?
チカラもち群馬店が 点検・ご相談を無料で承ります。
災害後は小さな不具合も大きな故障につながる可能性があります。
お早めに専門スタッフへご相談ください。
4. 再起動しても直らない…そんな時は?

再起動を試してもエラーが消えない、またはすぐに再発する場合は、部品の故障など、専門家による診断・修理が必要です。無理にご自身で解決しようとせず、速やかに専門業者に連絡してください。
その際、最初に控えたエラーコード、エコキュートのメーカー名と型番、具体的な症状を伝えることで、スムーズな対応が可能になります。
チカラもち群馬店では、エコキュートに関するあらゆるトラブルに対応しております。原因が分からずお困りの際は、お気軽にご相談ください。知識豊富なスタッフが迅速に対応いたします!
5. 日頃からできる!エコキュートのトラブル予防策

故障を未然に防ぎ、エコキュートを長く快適に使い続けるためには、日頃の少しの心がけが重要です。
① ご家庭の環境に合ったエコキュートを選ぶ
長く使うためには、設置する環境に最適なモデルを選ぶことが大前提です。
- 地域特性: 寒冷地にお住まいなら「寒冷地仕様」、海の近くなら「耐塩害仕様」を選びましょう。
- 水質: 井戸水や地下水、硬度の高い水を使用する場合は、専用の「井戸水対応モデル」が必要です。
非対応モデルを使用すると、配管の詰まりや腐食を早める原因となります。 - 家族構成: 家族の人数に対してタンク容量が小さいと、お湯切れ(湯切れ)を起こしやすくなり、沸き増しの頻度が増えて機器に負担がかかります。
② ヒートポンプユニットの周りに物を置かない

エコキュートは、室外機(ヒートポンプユニット)が空気の熱を取り込んでお湯を沸かします。
このユニットの吸込口や吹出口の周りを物で塞いでしまうと、熱交換の効率が著しく低下し、機器に過剰な負荷がかかり故障の原因となります。
ユニットの周囲には十分なスペースを確保しましょう。
③ 定期的なセルフメンテナンスを行う
専門的な点検は業者に任せるとして、ご自身でできる簡単なメンテナンスを定期的に行いましょう。
- 貯湯タンクの排水(年に2〜3回): タンクの底に溜まった不純物を取り除き、清潔に保ちます。
- 漏電遮断器の作動点検(年に2〜3回): 安全装置が正常に働くかを確認します。
- 逃し弁の作動点検(年に2〜3回): タンク内の圧力を正常に保つ弁の動作を確認します。
- 浴槽フィルターの清掃(週に1回程度): 追いだき配管へのゴミの侵入を防ぎます。
④ 使用方法を見直す(特に入浴剤)

メーカーや機種によって、使用できる入浴剤の種類は厳しく定められています。
にごり湯タイプ、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤などは、配管の腐食やセンサーの誤作動を引き起こす可能性があるため、使用を避けましょう。必ず取扱説明書で使用可能なタイプを確認してください。
⑤ 長期間使用しない時は「沸き上げ休止設定」を活用
旅行や出張で2週間以上家を空ける場合は、電源を完全に切るのではなく、リモコンの「沸き上げ休止設定」を利用しましょう。
無駄な沸き上げを停止して電気代を節約できます。 ただし、冬場は凍結防止のために電源を切らないでください。
凍結の恐れがある場合は、休止設定にするか、取扱説明書の指示に従ってください。
6. エコキュート交換をするならチカラもち群馬店にご相談ください!

エコキュートは日々の生活に欠かせない便利な設備ですが、エラーが発生した際には冷静な対応が必要です。
多くの一時的なエラーは、今回ご紹介した正しい再起動手順で復旧する可能性があります。
まずは「エラーコードの確認」を忘れずに行い、再起動を試してみてください。
それでも改善しない場合や、トラブルを未然に防ぐためのメンテナンス、お使いの環境に最適なエコキュートの選定など、ご不明な点がございましたら、いつでもチカラもち群馬店までお問い合わせください。
お客様の快適な暮らしを、私たちが全力でサポートいたします!
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