エコキュートには便利な全自動の「フルオート」と、基本的な機能に絞った「セミオート」があり、それぞれお湯の供給方法が異なります。
そのため、現在セミオートをお使いの方がフルオートへ交換する場合、「追い炊き配管」の新設や交換といった追加工事が必要になるケースがあります。
「追加工事ってどんなことをするの？」 「費用はどれくらいかかるの？」
この記事では、そんな疑問にお答えすべく、追い炊き配管工事の内容や費用相場を分かりやすく解説します。
さらに、国が実施しているお得な補助金制度についても詳しくご紹介しますので、エコキュートの交換を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
1. まずはおさらい！エコキュートの「フルオート」と「セミオート」の違い
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす高効率な給湯システムです。
その中でも主要な2つのタイプ「フルオート」と「セミオート」の違いを改めて確認しましょう。
一番の大きな違いは、「追い炊き」と「自動保温」ができるかどうかです。
ご家族の入浴時間が異なっても、いつでも温かいお風呂に入れるのがフルオートの最大の魅力です。
一方、セミオートはお湯がぬるくなった場合、手動で高温のお湯を足す「高温たし湯」で温度を調整します。
機能がシンプルな分、本体価格が比較的安い傾向にあります。
2. なぜ追加工事が必要？エコキュートの追い炊き機能と配管工事
フルオートとセミオートで最も大きく違うのは「追い炊き機能」があるかどうかという点です。
以下では、エコキュートの追い炊き機能について詳しく解説します。
・エコキュートの追い炊き機能とは？
追い炊き機能は、浴槽のお湯を循環させて温め直す仕組みです。
具体的には、浴槽のぬるくなったお湯を専用の配管（戻り配管）からエコキュートのタンクに戻し、タンク内の熱を利用して温めた後、別の配管（往き配管）から浴槽へ戻します。
タンク内の熱だけを利用する熱交換方式なので、浴槽のお湯がタンク内で沸かしたきれいなお湯と混ざることはなく、衛生面も安心です。
・追い炊き機能を追加するための工事内容
セミオートには、このお湯を循環させるための「戻り配管」がありません。
そのため、セミオートからフルオートへ交換する際には、新たに戻り配管を増設し、お湯の出入り口となる「循環アダプター」を浴槽に設置する工事が必要になります。
工事の際は、浴槽や壁に新しく穴を開けたり、浴室からエコキュート本体まで外壁に沿って配管を設置したりします。建物の構造や設置状況によっては、それに伴う追加作業が発生することもあります。
3. 追い炊き配管の新設・交換にかかる費用相場
追い炊き機能がない状態からフルオートのエコキュートを設置する場合、費用の目安はエコキュート本体価格と工事費を合わせて、総額で50万円～80万円程度を見ておくと良いでしょう。
【費用の内訳イメージ】
- エコキュート本体価格：機種や性能により変動
- 標準交換工事費：約10万円～17万円
- 追い炊き配管新設工事費：約3万円～6万円（配管の長さや工事の難易度による）
- その他の追加工事費：基礎工事の補修、電気工事など
もちろん、配管の長さや建物の状況によって費用は変動します。
正確な金額を知るためには、必ず専門業者に見積もりを依頼しましょう。
4. 配管工事の際に注意すべきポイント
工事をすることで追い炊き機能を後付することが可能です。
ただし、追い炊き配管を新設・交換する上で気を付けなければならないポイントもあるので解説します。
・お風呂の状況によってはリフォームが必要な場合も
ユニットバスの構造や壁の材質など、お風呂の状況によっては配管を通すための穴あけが難しい場合があります。
その場合、追い炊き機能の設置を優先するなら、浴室の一部リフォームが必要になる可能性も考慮しておきましょう。
・賃貸物件では、必ず大家さんや管理会社の許可を
賃貸住宅の場合、給湯器は物件の設備の一部です。
故障した場合でも、ご自身の判断で勝手に交換することはできません。
フルオートへの交換を希望する場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に相談し、許可を得るようにしてください。
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5.エコキュート交換時の主なオプション工事
追い炊き配管以外にも、状況に応じて推奨されるオプション工事があります。
・給水配管と給湯配管の交換
長年使用した配管は、経年劣化による水漏れや詰まりのリスクがあります。
エコキュートの寿命（10年～15年）を考慮し、本体交換と同じタイミングで新しい配管に交換しておくと、将来的なトラブルを防ぐことができ安心です。
・循環アダプターの交換
既存の追い炊き機能付き給湯器から交換する場合でも、循環アダプターが古いと汚れや詰まりで性能が低下していることがあります。
新しいアダプターに交換することで、お湯の循環効率が改善され、衛生的になります。
・転倒防止金具の設置
エコキュートの貯湯タンクは、満水時になると非常に重くなります。
標準の基礎工事に加えて、万が一の地震に備えてタンクをがっちりと固定する転倒防止金具の設置は、安全対策として非常に有効です。
6.【重要】今なら国の補助金でお得に交換！「給湯省エネ2025事業」
現在、国は省エネ性能の高いエコキュートへの交換を促進するため、「給湯省エネ2025事業」という補助金制度を実施しています。
この制度を活用すれば、エコキュート1台あたり最大17万円の補助金を受けることが可能です！
【補助金額の内訳】
※A要件とB要件を両方満たす場合は+7万円となります。
※補助金の申請は、工事を行う事業者が代行します。
例えば、高効率なフルオート機種（A+B要件）に交換し、古い電気温水器を撤去した場合、合計で最大17万円（6万＋7万＋4万）の補助が受けられます。
注意点： この補助金は国の予算上限に達し次第、受付が終了してしまいます。
例年、非常に早いペースで申請が進むため、エコキュートの交換を検討している方は、予算が利用できる今が絶好の機会です。
※国の補助金は予算上限に達し次第、受付終了となります！
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予算が利用できるこの機会に、ぜひお問い合わせください！
7.追い炊き機能付きのエコキュートへ交換を検討している方はチカラもち栃木店にお問い合わせください！
セミオートからフルオートへの交換には、追い炊き配管の追加工事が必要になる場合があります。
どういった工事が必要で、費用はいくらかかるのか、そして補助金は使えるのか。
まずは専門的な知識を持った業者に相談することが、安心への第一歩です。
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