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長期不在時にエコキュートの電源はどうする?日数別の対応と設定方法を解説

Cat: エコキュートのお役立ちコラム, エコキュートをすでに設置されている方向け
長期不在時にエコキュートの電源はどうする?日数別の対応と設定方法を解説

旅行や帰省などで長期間家を空ける場合、エコキュートの電源を入れたままでよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。通常設定のままにしていると、不在中も沸き上げや保温が行われ、電気代がかかり続けてしまいます。また、冬場は不用意に電源を切ると凍結や故障につながるおそれもあるため注意が必要です。
本記事では、長期不在時のエコキュートの電源の扱いを日数別に解説するとともに、トラブルを防ぐための具体的な方法を紹介します。

Table of Contents

エコキュートを長期間使わないとどうなる?

エコキュートを長期間使わない場合、そのままにしておくとトラブルにつながる可能性があります。ここでは、エコキュートを長期間使わない場合に起こり得るリスクについて解説します。

  • 使っていなくても自動でお湯を沸かし続ける
  • タンク内に古いお湯が残ってしまう
  • 冬場は配管やヒートポンプユニットが凍結するおそれがある
  • 漏電や故障などの異常に気づきにくくなる

使っていなくても自動でお湯を沸かし続ける

エコキュートは、使用していないときもタンク内のお湯の量や温度を維持するために、自動で沸き上げを行う仕組みとなっています。そのため、旅行などで長期間家を空ける場合でも、通常設定のままだと電気代が発生し続けます。また、使わないお湯を保温し続けることになり、無駄な電力消費につながる点にも気をつける必要があります。

タンク内に古いお湯が残ってしまう

エコキュートはタンクにお湯を貯めて使う仕組みのため、使用していない間はお湯の入れ替えが行われません。そのため、長い間使わずにいるとタンク内のお湯が古くなり、衛生状態が悪くなったり、異臭が発生したりするおそれがあります。数週間以上※使わなかった場合や、使用再開時ににおいや濁りが気になる場合はタンク内の排水を行い、新しい水で沸き上げてから使用すると安心です。
※記載の期間は目安であり機種によっても異なるため、ご使用されている機種の取扱説明書等もご確認ください。

冬場は配管やヒートポンプユニットが凍結するおそれがある

気温が低い時期にエコキュートを長期間使わない場合、配管やヒートポンプユニット内に残った水が凍結し、部品の破損や水漏れ、故障につながるおそれがあります。特に寒冷地や氷点下になりやすい地域では、取扱説明書に沿って水抜きなどの対策を行うことが大切です。

漏電や故障などの異常に気づきにくくなる

電源を入れたまま長期間不在にしていると、漏電や故障などの不具合に気づくのが遅れる可能性もあります。異常を放置した場合、症状が悪化したり、水漏れや電気系統の不具合による損傷などにつながるケースも見られます。そのような事態を避けるためにも、長期不在の前には、使用しない期間や季節に合わせて、「電源を切るべきか」「水抜きが必要か」などを確認しておくとよいでしょう。

エコキュートの長期不在時の対応は日数によって変わる

エコキュートのリモコン操作

エコキュートの長期不在時の対応は、家を空ける日数によって異なります。ここでは、不在日数ごとの対応策を紹介します。

  • 1〜2日程度の不在は普段どおりの設定で問題ない場合が多い
  • 3日〜1週間程度なら沸き上げ休止設定を使う
  • 1〜2週間以上なら電源オフや水抜きを検討する
  • 1か月以上不在にするなら事前点検や専門業者への相談がおすすめ

1〜2日程度の不在は普段どおりの設定で問題ない場合が多い

1~2日程度の短い不在であれば、普段どおりの設定でも大きな問題は起こりにくいといえます。お湯を使わない期間が短いため、タンク内のお湯が古くなる心配も少なく、帰宅後すぐにお湯を使える状態を保つことができます。ただし、電気代を少しでも抑えたい場合は、沸き上げ休止設定の利用も選択肢になります。

3日〜1週間程度なら沸き上げ休止設定を使う

3日〜1週間程度家を空ける場合は、沸き上げ休止設定を活用するとよいでしょう。沸き上げ休止を設定すると、不在中に使わないお湯を自動で沸かす回数を抑えられるため、無駄な電力消費を減らすことができます。設定できる日数や操作方法は機種によって異なるため、外出前に取扱説明書を確認しておくと安心です。

1〜2週間以上なら電源オフや水抜きを検討する

1~2週間以上エコキュートを使わない場合、タンク内のお湯が入れ替わらず、においや水質の変化が気になることがあります。また、不在中も沸き上げや保温を続けると、電気代がかかり続けてしまいます。お湯の劣化や電気代が気になる場合は、外出前に電源をオフにする、タンクの水抜きを行うなどの対策を検討しましょう。ただし、冬場は電源を切ると凍結予防機能が働かないおそれがあるため、事前の確認が必要です。

1か月以上不在にするなら事前点検や専門業者への相談がおすすめ

1ヶ月以上不在にする場合は、事前点検や専門業者へ相談することをおすすめします。エコキュートを長期間使用しない状態が続くと、機器や配管に異常が起きても気づかずに、故障や水漏れなどのトラブルにつながるおそれがあります。特に、冬場に家を空ける場合は凍結対策を確認しておきましょう。また、使用年数が長い機種では、出発前に本体や配管まわりの状態を点検しておくことが大切です。

長期不在時に行いたいエコキュートの主な設定と対処法

長期不在時のエコキュートは、家を空ける期間や季節に応じて、対応を使い分けることがポイントです。ここでは、長期間家を空ける前に確認したい主な設定と対処法を見ていきましょう。

  • 沸き上げ休止設定で不在中の電気代を抑える
  • 電源を切って不要な自動運転を止める
  • 水抜きを行ってタンクや配管内の水を抜く

沸き上げ休止設定で不在中の電気代を抑える

長期不在時に電気代を抑えたい場合は、沸き上げ休止設定の活用が有効です。沸き上げ休止設定中は、タンク内のお湯を新たに沸き上げないため、電力消費を抑えることができます。なお、設定できる日数や操作方法はメーカーや機種によって異なるため、外出前に操作方法を確認しておきましょう。

電源を切って不要な自動運転を止める

電源を切って不要な自動運転を止める方法も、長期不在時に有効な選択肢のひとつです。電源をオフにすると、沸き上げや保温などの運転を停止できるため、エコキュートを使用しない期間の電気代を節約する対策になります。ただし、冬場は電源を切ることで凍結予防機能が働かなくなるおそれがあるため、季節や設置環境に合った対応を選ぶことが大切です。

水抜きを行ってタンクや配管内の水を抜く

長期間エコキュートを使用しない場合や電源を切る場合は、水抜きも検討したい対処法です。タンクや配管内に水が残ったままだと、時間の経過とともににおいや濁りが気になることがあります。また、冬場は配管内の水が凍結し、破損につながるケースも見られます。こうしたトラブルを防ぐためにも、長期不在前には取扱説明書で水抜きの手順を確認し、機種に合わせた対応を行うことが重要です。

エコキュートの水抜きを行う基本手順

エコキュートの水抜きを行う際は、作業前に全体の流れを確認し、正しい手順で進めることが大切です。ここでは、エコキュートの水抜きを行う際の基本手順を解説します。

  • タンク内のお湯の温度を下げてから作業する
  • 貯湯タンクユニットの給水元栓を閉める
  • 逃し弁と排水栓を開けてタンク内の水を抜く
  • ヒートポンプユニットや配管の水抜きも行う
  • 水抜き作業が不安な場合は専門業者に相談する

タンク内のお湯の温度を下げてから作業する

エコキュートの水抜きを行う際は、作業前にタンク内のお湯の温度を下げておく必要があります。高温のお湯が残ったまま排水すると、排水口や配管から熱いお湯が出て、やけどにつながるおそれがあるためです。水抜きを行う前には沸き上げを停止し、お湯の温度が下がってから作業を行うようにしましょう。

貯湯タンクユニットの給水元栓を閉める

次に、貯湯タンクユニットの給水元栓を閉めます。給水元栓を閉めることで、タンク内へ新しい水が入らない状態になり、水抜き作業を進めやすくなります。給水元栓の位置や形状は機種や設置状況によって異なるため、作業前に取扱説明書で確認しておきましょう。無理に操作すると破損につながるおそれがあるため、栓が固くて動かない場合は専門業者へ相談してください。

逃し弁と排水栓を開けてタンク内の水を抜く

給水元栓を閉めたら、まず逃し弁を開け、その後に排水栓を開けて(機種によってはこの手順が逆の場合もあるため、取扱説明書を要確認)タンク内の水を抜きます。排水栓を開くと、タンク内の水が排水口へ流れ出ます。排水時には熱いお湯が出ることがあるため、排水口や配管には直接触れないようにしてください。

ヒートポンプユニットや配管の水抜きも行う

貯湯タンク内の水を抜いたあとは、ヒートポンプユニットや配管内の水抜きも行います。内部に水が残っていると、においや濁りの原因になる場合があります。また、冬場は残った水が凍結することで、配管や部品の破損につながるおそれもあります。タンクだけでなく、ヒートポンプユニットや配管までしっかり水抜きを行うことで、長期不在中のトラブルを防ぎやすくなります。

水抜き作業が不安な場合は専門業者に相談する

水抜き作業に不安がある場合は、無理に自分で進めず専門業者に相談しましょう。エコキュートは機種によって水抜き栓の位置や操作手順が異なり、誤った操作をすると水漏れや故障につながる場合があります。特に、設置から年数が経っている機種や、栓が固くて動かしにくい場合は、専門業者に対応を任せることが大切です。

長期不在から帰宅したあとのエコキュート復旧手順

長期不在後にエコキュートを再使用する際は、給水や沸き上げ、使用前の確認を順番に行うことが重要です。ここでは、長期不在から帰宅したあとのエコキュート復旧手順を解説します。

  • 貯湯タンクを満水にしてから電源を入れる
  • 沸き上げを行いお湯が使える状態になるまで待つ
  • 使い始めのお湯はしばらく流してから使う
  • 使用前に水漏れやエラーがないか確認する

貯湯タンクを満水にしてから電源を入れる

長期不在後にエコキュートを再使用する際は、まず貯湯タンクへ給水します。タンク内に十分な水が入っていない状態で電源を入れると、空焚きや故障につながる場合があるためです。給水元栓を開け、満水になったことを確認してから電源を入れ、沸き上げを開始します。

沸き上げを行いお湯が使える状態になるまで待つ

貯湯タンクを満水にして電源を入れたら、沸き上げが完了するまで待ちます。水抜き後はタンク内に水を入れ直すため、すぐに十分な温度のお湯を使うことはできません。また、長期間電源を切っていた場合も、タンク内のお湯は水に近い温度まで下がっているため、再度沸き上げるまでに時間がかかります。そのため、復旧後はすぐにお湯を使えない点も考慮しておくとよいでしょう。

使い始めのお湯はしばらく流してから使う

長期間家を空けたあとにお湯を使うときはすぐに使用せず、しばらくお湯を流してから使うようにしましょう。特に、水抜きをしていない場合は古い水が配管内に残っている可能性があります。しばらくお湯を流しても異臭や濁りが続く場合は使用を控え、専門業者へ相談してください。

使用前に水漏れやエラーがないか確認する

使用前に水漏れやエラーがないかを確認することも大切です。長期間使用していなかった場合は、接続部や給水元栓、排水栓のまわりから水が漏れていないかを確認してください。あわせて、リモコンにエラー表示が出ていないかも見ておくと、使用再開後も安心して利用できます。

冬場の長期不在で気をつけたい凍結対策

冬場の長期不在時の対策

寒い季節に家を空けるときは、エコキュートの凍結対策をチェックしておく必要があります。ここでは、冬場の長期不在で気をつけたい凍結対策について説明します。

  • 寒い地域では電源オフが凍結リスクになる場合がある
  • 配管内に水が残ると凍結や破損につながることがある
  • 寒冷地仕様でも設置環境に合わせた対策が必要

寒い地域では電源オフが凍結リスクになる場合がある

冬場に長期間家を空ける場合は、電源オフが凍結リスクにつながることがあります。エコキュートには、配管やヒートポンプユニットの凍結を防ぐため、凍結予防機能が搭載されている機種も存在します。一方、電源を切ると凍結予防機能が作動せず、配管内の水が凍結して破損する可能性があります。特に寒冷地では、電源を切る前に凍結対策を確認しておくことが不可欠です。

配管内に水が残ると凍結や破損につながることがある

冬場の長期不在では、配管内に残った水にも気をつける必要があります。気温が下がると、配管やヒートポンプユニットまわりに残った水が凍結し、配管の破損や水漏れにつながるケースも見られます。氷点下になりやすい地域では、電源の扱いや凍結防止対策とあわせて、水抜きの実施も検討することが勧められます。

寒冷地仕様でも設置環境に合わせた対策が必要

寒冷地仕様のエコキュートであっても、設置環境によっては追加の凍結対策が必要になる場合があります。冬の気温が特に低い地域や風が強く当たる場所では、配管まわりが冷え込みやすくなります。寒冷地仕様だからといって油断せず、配管の保温材や凍結防止ヒーターの設置など、環境に応じた対策を行うことが大切です。

長期不在前後のエコキュートで気をつけたい操作

長期不在前後のエコキュートは、操作の順番を誤るとトラブルにつながる場合があります。ここでは、長期不在前後に避けたい操作を見ていきましょう。

  • 正しい手順を確認せずに水抜きしない
  • タンクが空の状態で電源を入れない
  • 古いお湯をそのまま使わない
  • 凍結している状態で無理に運転しない

正しい手順を確認せずに水抜きしない

長期不在前に水抜きを行う場合は、取扱説明書で正しい手順を確認してから作業しましょう。エコキュートは機種によって、給水元栓や排水栓、水抜き栓の位置が異なります。自己判断で操作すると水漏れや故障などのトラブルにつながることがあるため注意が必要です。

タンクが空の状態で電源を入れない

タンク内に十分な水が入っていない状態で電源を入れると、空焚きや機器の故障につながるおそれがあります。水抜き後にエコキュートの使用を再開する際は、給水元栓を開け、貯湯タンクが満水になったことを確かめてから電源を入れてください。

古いお湯をそのまま使わない

エコキュートを長期間使っていないと、お湯の入れ替えが行われず、においや濁りが気になるケースもあります。使用を再開するときは、しばらくお湯を流し、状態を確認してから使うことが大切です。古いお湯をそのまま使うと衛生面で不安が残るため、きれいなお湯が出るまでは、家事や入浴への使用を控えることをおすすめします。

凍結している状態で無理に運転しない

冬場の長期不在後に配管やヒートポンプユニットが凍結している場合は、無理に運転しないことが大切です。凍結した状態で運転すると、配管や部品に負担がかかり、破損や水漏れにつながる場合があります。お湯が出ない、エラー表示が出るなどの異常がある場合は、自然に解凍されるのを待つか、取扱説明書を確認して対応してください。

エコキュートの長期不在対応に不安がある場合の対処法

専門業者によるエコキュートの点検作業

エコキュートの長期不在対応に不安がある場合は、自己判断で操作を行わず、適切に対応することが重要です。ここでは、エコキュートの長期不在対応に不安がある場合の対処法を紹介します。

  • 水抜きや復旧作業が難しい場合は専門業者に相談する
  • 帰宅後に水漏れや異音がある場合は使用を控える
  • お湯が出ない場合はエラー表示や電源状態を確認する
  • 古いエコキュートは点検や交換も視野に入れる

水抜きや復旧作業が難しい場合は専門業者に相談する

水抜きや復旧の作業に不安がある場合は、専門業者に状況を伝え、対応方法を確認するようにしましょう。エコキュートはメーカーや機種によって、給水元栓や排水栓、水抜き栓の位置、復旧時の確認手順などが異なります。手順を十分に把握しないまま作業すると、操作する栓を間違えたり、トラブルを引き起こしたりする可能性があります。長期不在前後の対応に迷う場合は、専門業者の力を借りることが大切です。

帰宅後に水漏れや異音がある場合は使用を控える

長期不在から帰宅したあと、エコキュート本体や配管まわりに水漏れがある場合や、普段と違う異音がする場合は、使用を控えることをおすすめします。異常がある状態で使い続けると、被害が悪化する可能性があります。リモコンのエラー表示や本体まわりの状態を確認し、異常が見られる場合や不具合が続く場合は、専門業者に点検を依頼してください。

お湯が出ない場合はエラー表示や電源状態を確認する

長期不在後にお湯が出ない場合は、まずリモコンにエラー表示が出ていないか確認します。あわせて、電源が入っているか、沸き上げが完了しているか、給水元栓が開いているかも確認してください。水抜き後や電源を切っていた場合は、すぐにお湯が使えないことがあります。確認しても原因が分からない場合や、エラー表示が消えない場合はメンテナンスを検討しましょう。

古いエコキュートは点検や交換も視野に入れる

設置から年数が経っているエコキュートは、長期不在をきっかけに点検や交換も視野に入れることが必要です。古い機種は部品の劣化が進んでいる場合があり、水漏れや異音、エラー表示などの不具合が起こりやすくなります。帰宅後に不調が見られる場合や、使用年数が10年以上経っている場合は、修理だけでなく交換も含めて専門業者に相談することをおすすめします。

長期不在時のエコキュート対応は不在期間や季節で変わる

長期不在時のエコキュート対応は、家を空ける日数や季節によって変わります。短期間であれば通常設定のままでも大きな問題は起こりにくい一方、不在期間が長くなる場合は、沸き上げ休止や電源オフ、水抜きなどの対応を検討する必要があります。特に冬場は凍結対策が欠かせないため、出発前に取扱説明書を確認し、機種や設置環境に合った方法を選ぶことが大切です。


この記事の執筆者

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