こんにちは。エコキュート交換工事の専門店として全国展開をしております、
「チカラもち」のブログ担当スタッフです。

冷え込む夜は配管凍結が心配です。
エコキュートを設置している家庭では、エコキュートの配管が凍結してしまうと、寒い冬に一切お湯が使えなくなります。
配管が凍るほど寒い日に温かいお風呂に入れないなんて、想像しただけでも…。
配管凍結が、家庭に与えるダメージはとても大きなものです。

本記事では、エコキュート凍結防止のための予防策や、凍結後の対処法について説明しています。
いざというときにパニックにならないように、しっかりチェックしておきましょう。

エコキュートが凍結したらお湯は出なくなる

エコキュートと蛇口や浴槽をつなぐ配管が凍結してしまうと、お湯が出なくなってしまいます。
当然、浴槽のお湯はりはできません。
さらに凍結が原因となってエコキュート本体が故障してしまう可能性も考えられます。
エコキュート本体が故障してしまうと、修理代が高額になる可能性もありますので、注意が必要です。

また、凍結によって配管が破裂し、漏水が発生する可能性もあります。
家屋の漏水は思わぬところへ影響を及ぼしますので、できれば事前に予防しておきたいところです。

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エコキュート凍結防止のための予防策

 

エコキュートの凍結を防ぐための基本的な予防対策を5つ紹介します。

  • お湯側の蛇口を少し開けておく
  • 入浴後のお湯を使って凍結予防運転をする
  • 保温材が破れていないか確認
  • 配管に凍結予防の対策をする
  • 寒さが厳しい地域には寒冷地用エコキュート

お湯側の蛇口を少し開けておく

朝の気温が0度以下になりそうな日は、前の晩から蛇口を少し開けて水を出しておけばエコキュートの凍結を予防できます。
お湯の設定温度を水にして、給湯栓を少し開けて起きましょう。
1分間におおよそコップ1杯分の水が出る程度の水量がちょうど良い量です。

水の流しっぱなしで気になるのは水道代です。
とはいえ、水道水1リットルは0.2円程度。
1分間に200mlを9時間出していたとしても108Lで22円程度なのでさほど心配する金額にはならないでしょう。

入浴後のお湯を使って凍結予防運転をする

エコキュートにフルオート機能がついている場合、浴槽にお湯や水をはったままにしておけば凍結予防につながります。
循環口の中心から10cm以上お湯がつかるようにして、浴槽の水を自動で循環させる設定にしておきましょう。
水が循環するため凍結を予防できます。

エコキュートのメーカーによっては「凍結予防運転」「凍結防止運転」を自動で行う機能が搭載されており便利です。
凍結の危険性が高まるまで外気温が低下した場合に、自動で運用がスタートします。

保温材が破れていないか確認

エコキュート本体やヒートポンプユニットの配管は、凍結を防止するために保温材が取り付けられています。
エコキュートの設置から時間が経過している場合、初期の保温材が破れている可能性がありますので、破損チェックをしておく必要があります。
もし破れている箇所を見つけたら、エコキュートを購入した業者へ修理を依頼しましょう。

配管に凍結予防の対策をする

エコキュート周りの配管は、取り付け工事の際に保温材が取り付けられていますが、心許ない場合はその上から新たに保温材を追加しましょう。
保温材はそれほど高価ではありません。
ネット通販やホームセンターでも手軽に入手でき、費用も数千円単位です。
基本的に巻きつけるだけなので、素人の手際でも簡単に設置できます。
その他、ロープ状になった配管用のヒーターを巻きつける方法や、冷たい風から配管を守るための脚部化粧カバーの取り付けも有効な対策です。

寒さが厳しい地域には寒冷地用エコキュート

北陸や東北、北海道など、特に雪が多く寒い地域でエコキュートを利用する場合は、寒冷地仕様を選択しましょう。
寒冷地仕様のエコキュートはメーカーそれぞれに独自の寒さ対策がなされています。
氷点下以下の寒さでも通常運転できるヒートポンプユニットや、凍結防止ヒーターは寒冷地エコキュートの代表的な仕様です。
各メーカーのホームページに目安となる地域が掲載されていますので、寒冷地仕様が良いのかよくわからない場合は確認してみましょう。

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エコキュートが凍結してしまった場合の対処法

対策を忘れてしまった、あるいは対策をしていても想定していた以上の寒さでエコキュートが凍結してしまっても慌ててはいけません。
凍結したときの対処法は主に、次の3つです。

  • 漏電遮断機を切る
  • 気温が自然と上がるのを待つ
  • 配管部分にぬるま湯をかける

漏電遮断機を切る

配管が凍結するとエラー表示が出ることがあります。
その場合は、一旦漏電遮断機をオフにしましょう。
1分以上そのままにして再度電源を入れるとエラーは解除されます。

気温が自然と上がるのを待つ

基本的な解決方法は、気温の上昇とともに自然と解凍されるのを待つ方法です。
昼間に気温がそれなりに上昇する地域では、特別な対策をしなくとも、自然と使えるようになります。
急ぎでエコキュートを使用しなくても良い人は、給湯栓を少し開いて自然に解凍されるのを待ちましょう。
気温の上昇が見込めない場合や急ぎで使いたい場合は、別の対応が必要です。

配管部分にぬるま湯をかける

日常的にお湯をよく使っている場合、自然に解凍するまで待っていられないという人がほとんどでしょう。
とにかく早くエコキュートを使いたい場合は、ぬるま湯を使います。
凍結した配管部分にタオルを巻いて、その上からぬるま湯をかけるだけで簡単に解凍できます。

ぬるま湯の温度は人肌よりもやや暖かい程度に設定しておくと良いでしょう。
一刻も早く解凍したいからと言って、熱湯をかけるのは禁物です。
急激な温度差によって、配管に歪みや亀裂が生じる原因となります。

お湯をかけるときは「貯湯タンクとヒートポンプユニットをつなぐ配管」と「貯湯タンクと浴槽につなぐ風呂配管」に集中します。

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メーカー別にみる凍結防止の方法

エコキュートの各メーカーごとに凍結予防対策を公開しています。
基本的な予防法に大差はありませんが、お使いのメーカーがあれば参考にしてみてください。

  • 東芝
  • 日立
  • コロナ
  • 三菱電機
  • ダイキン
  • パナソニック

東芝

凍結防止ポイント 詳細
浴槽配管の凍結防止 浴槽配管の凍結を防止するために、入浴後は浴槽循環金具よりも5cm以上お湯を残しておきましょう。

浴槽配管に凍結防止ヒーターを設置している場合は、お湯を残す必要はありません。

凍結防止ヒーターの使用 凍結防止ヒーターの電源プラグを100Vコンセントに挿します。

凍結防止ヒーターによって配管が温められ、凍結予防に有効です。

給水配管・給湯配管の凍結防止 夜にお湯を使わなくなったタイミングで、給湯温度を27度に設定します。

給湯栓を少し開いて、1分あたり200cc程度のお湯を出し続けることで、配管凍結の予防ができます。

ヒートポンプユニットの凍結防止 ヒートポンプユニットは、外気温が下がると自動的に循環ポンプを運転させて配管内に水を循環させます。

それでも凍結の可能性がある場合は、自動的に沸き上げを行ってくれるため心配ありません。

 

日立

凍結防止ポイント 詳細
ふろ配管・循環ポンプの凍結防止 ふろ循環アダプターより上に、浴槽のお湯を5cm以上残しておきましょう。

外気温が0度以下になると、凍結防止運転が自動でスタートします。

給水・給湯配管の凍結防止 給湯温度を「低温」に設定し、混合水栓を少し開けて水を出しておきます。

水を出す量の目安は東芝と同じく、1分あたり200ccほどです。

シングルレバーの場合は水とお湯の中間位置、ツーハンドルの場合は水とお湯のハンドルを同じくらい、サーモスタット付きの場合は混合水栓の設定温度は40度程度です。

配管全体の凍結防止 凍結防止ヒーターがある場合は、全ての電源プラグを挿し込んで配管を温めましょう。

 

コロナ

凍結防止ポイント 詳細
通常の寒さの場合 凍結予防ヒーターと循環ポンプを併用して風呂配管の凍結防止を行います。

凍結防止ヒーターは、凍結する可能性がある場合に自動的に運転開始します。

浴槽の循環口より上に、お湯を10cm以上残しておきましょう。

凍結する可能性がある場合は自動で循環ポンプが作動し、風呂配管の凍結防止を行います。

外気温が-15度以下

または相応の外気温の場合

通常の寒さ対策をした後に、リモコンの運転スイッチを「切」にして、給湯栓のレバーを最高温度に設定します。

その後、400cc/分ほどの水(太さ約5mm)を流し続けます。

 

三菱電機

外気温が低下した場合、自動的にお風呂の残り湯を使って配管の凍結防止を行います。
凍結防止が作動するように、入浴後はお風呂のお湯を浴槽アダプターよりも10cm以上残しておきましょう。
凍結防止運転は初期段階でスイッチオンになっていますので、切らない限りは自動で作動します。

凍結防止運転は「ふろ自動」が正しく行われたときだけ作動します。
蛇口から湯はりをした場合や、湯はり完了前に解除した場合は、お湯が残っていても凍結防止運転ができません。

ダイキン

凍結防止ポイント 詳細
給水・給湯配管の凍結防止 給湯蛇口を1分あたり200cc程度の流量で開けておきます。

シングルレバー式とサーモスタット式は最高温度側へ、2バルブ式はお湯側の蛇口で水を出します。

流量が不安定な場合があるため、たまに流量を確認しましょう。

ふろ配管の凍結防止 お風呂の残り湯を循環口から10cm以上残しておきましょう。

外気温が低下すると、凍結防止運転によってお湯が循環します。

 

パナソニック

凍結防止ポイント 詳細
ふろ配管の凍結予防 フルオートタイプでは、残り湯を浴槽の循環口から10cm以上残しておけば、凍結防止運転が作動します。

パナソニックのエコキュートは、外気温が3度以下になると凍結防止運転が作動します。

残り湯がない場合は水を貯めておきましょう。

給水・給湯配管の凍結予防 翌日の気温を確認して0度以下になりそうな時は、リモコンで湯温を「水」に設定し、給湯栓を少し開けておきましょう。

1分あたり200ccほどの流量で水が出るようにしておけば、給水・給湯配管の凍結を防止できます。

貯湯ユニット部の給水・給湯配管の凍結予防 貯湯タンクの下部にある各配管に、別売りの脚部化粧カバーを取り付けます。

風で熱を奪われて温度が下がると凍結の危険性が高くなります。

外気温がそれほど低くなくても風による凍結もあるため、カバーがあると安心です。

保温材の確認 配管には凍結防止のために保温材が取り付けられています。

保温材は紫外線や外気の変化によって劣化しやすいため、定期的に破損チェックをしましょう。

破損している場合は業者へ連絡して新しい保温材を巻いてもらいます。

 

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まとめ

エコキュートの凍結予防策は基本的に、浴槽に水を残しておく、一晩水を流し続ける、この2つです。
自動で凍結予防運転が始まるため、事前のチェックさえ怠ることがなければそれほど心配することはありません。
動作確認や基本的な予防を忘れてしまうと、日常生活に大きなダメージを及ぼすことになるため、チェックだけは欠かさないようにしましょう。

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