
日立のエコキュートで「Er72」のエラーコードが表示されると、ふろ自動や追い焚きができなくなることがあります。繰り返し表示される場合はご自身での復旧が難しく、専門業者への点検・修理依頼を検討する必要があります。
本記事では「Er72」が発生する理由をはじめ、一時的なエラーだった場合のリセット(解除)方法や修理費用について解説します。交換の判断基準についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Table of Contents
日立エコキュートのエラーコード「Er72」の意味と発生理由
日立エコキュートの「Er72」が示す意味と、発生する主な原因となる以下の2点を確認していきましょう。
- 循環調整弁のロックや異物の噛み込みが起きている
- 貯湯タンク側の制御基板に異常が生じている
循環調整弁のロックや異物の噛み込みが起きている
「Er72」は、お湯の流れを切り替える循環調整弁の異常をあらわすエラーコードです。弁が正常に動作しないと判断した際に、システムを保護するため「Er72」を表示して運転を停止します。
弁の内部に小さなゴミやスケール(金属成分の固着物)などが挟まり、蓄積によって弁がロックされることがあります。この状態になるとお湯張りや追い焚きができなくなるうえ、異物の噛み込みは本体の点検や分解まで必要となるため、自力解決は困難です。
貯湯タンク側の制御基板に異常が生じている
日立エコキュートの貯湯ユニット内には、お湯の流れや温度をコントロールする制御基板というパーツがあります。制御基板の関連部品が劣化すると、電気信号が正常に伝わらなくなり、システムが異常を検知して「Er72」を表示します。
また日立の取扱説明書には、構成部品はご家庭の使用環境にもよりますが、約3年で摩耗や消耗が始まると記載されています。
- 三方弁:お湯が流れる方向を切り替える
- 電磁弁:お湯、水を自動で止めたり、流したりする
これらのパーツや制御基板の異常は、ご自身での修理ができないため工事業者への点検・修理が必要です。

日立エコキュート「Er72」のエラーリセット手順
日立エコキュートで「Er72」が表示された際、一時的な不具合の場合は修理を必要としないこともあります。リモコンまたは電源スイッチ(漏電遮断器)から操作できるため、ここでは2種類の解除手順を紹介します。
なお、リセットを行う前に「Er72」のコードをメモしておきましょう。
リモコンでリセットする手順
台所または浴室リモコンのどちらからでもリセットができます。以下の手順で行ってください。
- リモコンの扉を開く
- 【決定】を押す
- 【メニュー】ボタンを3秒以上長押しする
なお、一方のリモコンで解除すると、もう1つのリモコンも同様にリセットされます。
電源スイッチからリセットする手順
電源スイッチ(漏電遮断器)からリセットするには、屋外の貯湯タンクユニットを操作し、以下の順序で進めます。
- 貯湯タンクの操作カバーのネジを緩める
- 操作カバーを開けて漏電遮断器(電源スイッチ)を確認
- 下方向へスイッチを【OFF】にする
- OFFにしてから約5秒待つ
- 漏電遮断器(電源スイッチ)を【ON】にする
以上の手順で進めてください。なお、リセット後も復旧しない場合は、何度も繰り返さず状態を悪化させないよう注意しましょう。

日立エコキュートの「Er72」が未解決状態の際に行う応急処置
「Er72」の表示が消えずメーカーや工事業者に点検・修理を手配する間も、貯湯タンクに残り湯があれば、なくなるまでシャワーや蛇口からお湯を使うことができます。
しかし根本的な解決にはならないため、早めに依頼をしましょう。スムーズに手配を進めるためにも、以下の手順を参考にしてみてください。
- エラーコードの「Er72」を控えたメモを用意
- 日立、もしくは工事専門店への連絡
- 「Er72」の表示が消えないことと症状を伝える
- 修理訪問日を確認し、家族で情報を共有する
- 修理完了日までのお風呂問題を解決する
エラーが発生した時間帯が夜間であれば、当日はもちろん翌日の手配も容易ではありません。
修理が完了するまでの間は、お近くの入浴施設を利用したり、友人や親戚にお風呂を借りたりすることも検討しましょう。銭湯では定休日で利用できない日もあるため、緊急時は年中無休で営業中の入浴施設がおすすめです。

日立エコキュートに「Er72」が表示された際の修理費用や依頼の流れ
「Er72」エラーの修理は、日立グローバルライフソリューションズへ直接依頼できます。
- 47,000円〜50,000円前後(出張料金を含む)
- 訪問後の修理キャンセル料は別途必要
注意点
製造終了から10年(2012年10月以前の機種は8年)を経過すると、部品の在庫がなくなり修理できないケースがあることも覚えておきましょう。
日立グローバルライフソリューションズへの修理依頼
日立グローバルライフソリューションズへの修理依頼は、Webから申請を行うことができます。
型式やエラーコード「Er72」を選択する画面があり、規約(修理ご利用規約・個人情報取扱い)への同意や、氏名をはじめとした項目等の入力が必要です。
日立に直接依頼する場合は、訪問予定日を選択する画面もあるため、スケジュール調整とあわせて、先述した修理完了までの応急処置も進めておきましょう。
交換をするべきかの判断
日立エコキュートで「Er72」のエラーをきっかけに、修理と交換どちらを選ぶべきか悩むこともあります。
また日立には最長10年の延長保証がありますが、期間内なら修理費用は発生しません。したがって有料での修理を依頼する前に、まず日立のエコキュート保証に加入済みかどうかを確認しておくことが重要です。
一方、長く使用していることから買い替えを検討するなら、工事専門店の延長保証もおすすめです。出張見積もりや作業進捗状況の写真撮影などを無料で対応しているお店もあることや、現地で予算に応じた提案も得意としているためです。

日立エコキュート「Er72」は早急な対処が必要【まとめ】
日立エコキュートの「Er72」は、循環調整弁や制御基板の異常によって発生し、ふろ自動や追い焚きができなくなるエラーです。即日の修理が難しいケースが多いため、業者の手配後はお近くの入浴施設を使うなどの応急処置で乗り切りましょう。
また、保証期間外の修理費用は高額になることもあるため、使用年数が長い場合は本体の新規交換も検討するとよいでしょう。
エコキュート工事専門店のチカラもちでは、迅速なトラブル対応や無料出張見積もりなど、バランスのとれた対応とご提案が可能です。補助金申請のサポートも承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。


