こんにちは。エコキュート交換工事の専門店として全国展開をしております、
「チカラもち」のブログ担当スタッフです。

電気代を節約しながらたくさんお湯を沸かすことができるエコキュートですが、
ときとして運転音が騒音として問題になることも。
過去には訴訟に発展し、撤去命令が出された事例もあります。
節約&省エネは実現したいけれど、騒音で悩まされたりご近所トラブルに発展したりするのは避けたいですよね。
今回は、エコキュートの“音”問題とその対策についてご紹介します。

エコキュートの騒音レベルはどのぐらい?

各メーカーのエコキュートカタログの裏表紙には次のような記載があります。

ヒートポンプ給湯機は、主に人が睡眠している深夜に運転するため、運転音による不眠等が一部報告されています。寝室や隣家に近い場所など騒音が気になる場所には据え付けないでください。

エコキュートの運転音は、現行機種の場合およそ38dB。
これは図書館など静かな室内と同程度で、そこまでの騒音ではありません。
以前は、もっと大きな運転音のものもありましたが、後述の騒音問題などがあり現在はかなり静かになりました。
「38dBってどのくらいの音だろう?」という方のために比較してみましょう。

■図書館や静かな住宅地…およそ40dB
■ガス給湯器の運転音…およそ50dB(メーカーにより異なる)
■普通の会話、乗用車の走行音…およそ60dB
■自動車のクラクション…およそ120dB

こうしてみると、現在の機種はかなり静かになっていることが分かりますね。

エコキュートの騒音の正体は低周波音

実は、エコキュートで問題になるのはヒートポンプ給湯機が発する低周波音。
低周波音は、人間が感知できないといわれている20Hz以下の音ですが、据付け環境によっては、 20Hz以上の可聴域で騒音レベルが上昇することがあります。

また、耳で聞こえていない場合でも体が振動や響きを感じ取ってしまい、不快感や頭痛、耳鳴りを引き起こす場合があります。

2012年には、民家に住む夫婦が隣家のエコキュートを原因とする健康被害届けを消費者庁に提出。
エコキュートの撤去を条件に和解した事例があります。
その後、環境庁や消費者庁はヒートポンプ給湯機の運転から生じる運転音、振動により不眠やめまい、吐き気などの健康上の症状が発生したと考えられる事案に関して、対策を進めてきました。
各メーカーも、防音、防震設計のより優れたエコキュートの開発・製造を行なっています。

設置場所と設置方法でご近所トラブルを防ごう

エコキュートの性能は年々向上していますが、設置場所と設置方法の工夫するによる騒音対策も大切です。
設置場所を選ぶポイントは次のとおりです。

  1. 自分の家、また隣接する家の寝室のそばを避ける(夜中に運転するため)
  2. 窓や床下の通風口など音が入ってきやすい場所にヒートポンプユニットを置かない
  3. ヒートポンプの周りにはなるべく空間を設けて、壁や塀で音が反射しないように工夫する

また、ヒートポンプを貯湯ユニットから離して、単体で据え付けることも可能です。
設置方法は次のことを心がけてください。

  1. しっかりとした頑丈な台に据え付ける
    不安定、軟弱な台に据え付けると音や振動が大きくなるため。
    ベランダやテラスに据え付ける場合は、防振ゴムを敷くなどの工夫が必要な場合もあります。
  2. 水平に据え付ける
    傾きがあると、揺れてガタガタと音が発生するほか安全な運転にも影響があります。

まとめ

省エネと節約を兼ねて購入したエコキュート。
せっかくならば、周りに気兼ねなくたくさん活用したいですよね。
チカラもちでは、実際にお客様のお宅に伺い、騒音トラブル防止なども加味した上で設置場所や設置方法のご相談、サポートを承っております。
すでに据え付けたけれど近所から騒音の苦情が入って困っているといった場合も、お気軽にご相談ください。

新しく導入をお考えの方、修理や交換をお考えの方は、
ぜひ全国に展開するエコキュート交換工事専門店の【チカラもち】にご相談ください!
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