省エネでお湯をつくれるエコキュート。
電気代の削減や非常用の貯水など、導入するメリットも豊富です。

一方でエコキュートの設置を考える人の中には、「エコキュートの施工はどんな流れ?」「施工に必要なことは何?」など、不安や疑問を抱く人もいるはずです。

本記事では、エコキュートを設置するための事前準備や設置工事の流れ、費用相場を分かりやすく解説します。
エコキュートの設置に関するよくある質問もまとめているので、施工を検討している人はぜひ参考にしてください。

エコキュートを設置するための事前準備

エコキュートをスムーズに設置するには、まずは事前準備が必要です。
自宅の状況や導入するエコキュートによっては、費用や導入にかかる時間が異なるので、どのような準備が必要なのか把握しておきましょう。

設置スペースの確保と顧客への工事内容の説明

まずはエコキュートの設置場所を決めます。
エコキュートには「ヒートポンプ」と「貯湯タンク」というユニットで構成されているので、この2つを設置できるだけのスペースの確保が必要です。
ただし設置場所については、障害物の有無やユニット同士の距離などで規定を設けているメーカーも多く見られます。

なお、施行前には顧客へ工事内容についての説明をおこなう取り付け業者も存在します。
要望や疑問があるときは、業者としっかりと話し合いつつ取り付けを進めましょう。

既存の給湯システムの撤去

設置場所が決まったら工事開始となりますが、現在何かしらの給湯システムを使っている場合には、はじめに既存の給湯システムの撤去が必要です。
撤去作業は基本的にエコキュートの取り付け業者が取付工事と一緒におこないますが、ガス給湯器や電気温水器を設置しているときには、専門の業者に撤去依頼することが必要な場合があります。

また灯油ボイラーの場合、灯油が残っていたときは別途に処分料がかかることがあるので、事前に業者へ確認しましょう。

ガス給湯器

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エコキュート設置工事の流れ

つづいて、エコキュートを実際に設置する際の工事の大まかな流れです。
具体的にどのような流れで進むかを知っておくと、計画が立てやすくなるでしょう。

基礎工事

エコキュートの設置工事の中でも、非常に重要なものが基礎工事です。
基礎工事は「現場打ち」と「エコベース」の2種類があります。
現場打ちは鉄筋を組み、コンクリートを流し込んで土台をつくる施工法です。
対してエコベースは、あらかじめ製作された専用のコンクリート土台を使用します。

現場打ちは耐震性に優れていますが、完成までに2〜5日ほどの時間を要します。
一方で現場打ほどの耐震性はないものの、エコベースは1日程度で完成するので急いでいるときはエコベースの利用がおすすめです。

配管工事

はじめてエコキュートを設置するときは、配管工事が必要となります。
エコキュート設置で必要になる配管工事は主に、「給水配管工事・排水配管工事」の2種類です。
ただし、追い焚き機能付きのエコキュートを設置する場合は、「追い焚き配管工事」も必要になります。

一方でこれまで電気温水器を使っていたときには、使っていた配管をそのまま使うことが多いです。
なお、配管工事は3〜5時間ほどで作業が完了しますが、断水されるため家庭内にあるすべての水道が使えません。
工事日には、バケツに水を汲んでおくなどで対策をしておきましょう。

本体の設置作業

配管工事が完了したら、本体の設置作業です。
本体を基礎工事で制作した土台の上に設置し、配線工事をおこないます。
エコキュートを作動させるには、ユニットごとの電源線やアース線の接続をはじめ、さまざまな配線が必要です。
ミスが起きやすい作業ともいわれているので、作業の完了後には「正常に作動するか」必ず確認しましょう。

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エコキュートの設置完了後は電気会社との契約をチェック!

エコキュートの設置完了後は、電気の契約内容をチェックするのがおすすめです。
エコキュートは、基本的に電気代が安い時間帯にお湯を沸かすため、光熱費を安く抑えられるというメリットがあります。

しかし「日中もお湯を結構使う」というようなケースでは、契約内容によって光熱費削減のメリットが得られない可能性があります。
確実に光熱費を削減するには、ライフスタイルに適したプランを選ぶことが大切です。

計算機

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エコキュート設置の費用相場

エコキュート設置の費用は、40〜70万円ほどが相場です。
発生する費用は大きく「エコキュート本体の費用・電気工事に関する費用・水道工事や取り付けに関する費用」の3つに分けられます。
ただし費用は選ぶエコキュートの種類や工事内容によって大きく変わるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

エコキュート本体の費用

エコキュートの本体の価格は、およそ20〜50万円が相場です。
ただし本体価格は、搭載されている機能や貯湯タンクの容量によって変動します。
以下は、貯湯タンクごとの価格相場です。

家族の人数  貯湯タンクの容量 価格の相場
2~3人 300L 28~36万円
 3~5人 370L 18~42万円
 4~7人 460L 20~60万円
 5~8 550L 26~50万円

 

貯湯タンクの大きさは、家族の人数に適したものを選ぶことが大切です。
費用を抑えたいからといって小さなものを選んでしまうと、お湯が足りないなどの不都合が生じるでしょう。

電気工事に関する費用

エコキュートを設置するときは、電気工事に関する費用が発生します。
電気工事の費用は取り付け業者や工事内容によって異なります。
主な電気工事の例としては、以下のようなものです。

電気工事の内容 費用の相場
分電盤の交換 35,000~60,000円程度
 幹線張り替え工事 28,000~40,000円程度
 ブレーカー 5,000〜10,000円

 

エコキュートの電気工事は、必要な作業が増えるほど費用が膨らんでいくのが一般的です。
既存の分電盤や配線を活用できるのであれば、新しく設置するよりも費用を抑えられる可能性があります。

水道工事や取り付けに関する費用

エコキュートの設置には配管工事が必要となるため、水道工事や取り付けに関する費用もかかります。
以下は、水道工事や取り付けで発生する費用の例です。

水道工事の内容 費用の相場
エコキュート設置の基礎工事 20,000〜40,000円
 配管工事 20,000~50,000円程度
 給湯器の撤去 5,000~10,000円程度
 エコキュートの試運転 35,000~50,000円程度

 

上記のほか、エコキュートのタイプによっても別の水道工事が必要となる場合があります。
たとえばフルオートタイプを設置する場合には、浴槽循環口の取付工事が必要です。
また設置場所が狭く、エコキュートの搬入が困難なときは、別途運搬費が必要となる場合もあります。

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エコキュート設置の施工に関するよくある質問

以下にエコキュート設置の施行に関するよくある質問をまとめました。
把握しておくと便利なので、ぜひ参考にしてみてください。

Q:設置工事はどのくらいの時間がかかるの?

本体の設置作業自体は、半日〜1日ほどで完了します。
ただし基礎工事で現場打ちを選択したときには、基礎工事から本体設置までに数日かかることもあります。
また購入したエコキュートの在庫がなく、取り寄せが必要なときはさらに時間を要するでしょう。
このような事情から、エコキュートの買い替えは余裕をもって検討するのがおすすめです。
現在の給湯システムが故障してから買い替える場合には、数日間お湯や水が使えないなどの不都合が生じる可能性があるので注意しましょう。

Q:雨の日でも工事するの?

なお、ある程度の雨であれば工事をおこなう業者がほとんどですが、大雨や台風などの荒天のときは工事が中止になることもあります。
工事が中止になるときには業者と話し合い、改めて工事日を設定します。

Q:お風呂はいつから使える?

工事内容や工事の進捗にもよりますが、工事当日からお風呂を使えることがほとんどです。
エコキュートはお湯を沸かすのに3時間ほどの時間を要しますが、午前中から工事が開始され、スムーズに作業が進めば夕方には工事が完了します。
作業の終了時間によってはいつもより遅い入浴となるかもしれませんが、それでも当日中に入浴はできるでしょう。
ただし何らかの事情で当日に作業が終わらなかった場合には、当日の入浴はできません。

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エコキュートの設置費用を安く抑えるためのポイント

エコキュートの設置費用を安く抑えるためには、以下にある3つのポイントをおさえておきましょう。

  • 可能であれば基礎工事は「エコベース」の選択がおすすめ
  • 補助金を活用できないか確認する
  • 複数の業者から見積もりをとって比較する

可能であれば基礎工事は「エコベース」の選択がおすすめ

エコベースによる基礎工事は、現場打ちと比べてリーズナブルな傾向です。
耐震性は現場打ちのほうが優れていますが、適切に設置すれば国土交通省が定めた耐震基準をクリアでき、安全性に問題はありません。
少しでも費用を抑えたいのであれば、エコベースの活用を検討しましょう。

補助金を活用できないか確認する

エコキュートの設置時には、自治体によって補助金が受給できることがあります。
補助金の金額や支給条件は自治体によって異なるため、補助金を活用するときは事前に確認が必要です。

複数の業者から見積もりをとって比較する

エコキュートの設置費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。
取り付け業者は、公式サイトなどでエコキュート設置の目安料金を掲載していることがあります。
しかし掲載されている料金の範囲は業者によって異なり、本体のみの価格を掲載しているところも存在します。
一見すると安く見えますが工事費が含まれていないため、実際には費用が膨らむケースも珍しくありません。

エコキュートの設置をするときは、「工事費も含めた総合計金額がいくらになるか」の把握が大事です。
できる限り設置費用を抑えたいのであれば、複数の業者から見積もりを取り、工事費込みの金額を比較する必要があります。

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エコキュートの購入や設置工事の施工は「チカラもち」にお任せを!

エコキュート設置の施工は、設置スペースの確保や既存給湯システムの撤去など、事前準備から始まります。
準備や工事の内容によって費用が大きく異なるため、少しでも費用を抑えたいときは、本記事でご紹介したポイントを参考にしてみましょう。
なかでも業者選びは費用に影響を及ぼしやすいため、重要なポイントです。
複数の業者から見積もりを取り、しっかりと比較したうえで自分に合った業者を選びましょう。

エコキュートや設置工事の見積もりを取るときは、エコキュート工事専門店の【チカラもち】にご相談ください。
当店では自社スタッフによる丁寧な説明と安全な工事に取り組んでおり、見積り金額以上の追加料金は発生しません。
ネットでのお見積り依頼も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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