エコキュートの設置場所はどこが最適?設置スペースに応じたおすすめ機種、設置の際の注意点まで解説 | エコキュート交換工事専門【チカラもち】最大77%オフ!地域最安に挑戦。

エコキュートの設置場所はどこが最適?設置スペースに応じたおすすめ機種、設置の際の注意点まで解説

Cat: エコキュートのお役立ちコラム, エコキュートの設置・導入をお考えの方向け
エコキュートの設置場所はどこが最適?設置スペースに応じたおすすめ機種や設置の際の注意点まで解説

省エネな給湯機として知られる「エコキュート」ですが、夜間電力を活用した電気代の削減や非常用水としての利用など、さまざまなメリットがあります。
その一方で、「どこに設置すればいいの?」「場所が確保できるか不安」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、設置する機器の種類からサイズ・屋内設置の可否・見落としがちなポイントまで詳しく解説します。エコキュートの購入を検討している方や設置場所に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュートでは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」を設置する

エコキュートの構成機器|ヒートポンプユニットと貯湯タンク

エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2種類の設備で構成されており、導入時はこの2つをそれぞれ設置します。2つの機器を必ずしも同じ場所に設置するとは限らず、それぞれの設置条件に合わせて分けて配置するケースも少なくありません。設置の仕方によって給湯までの時間や配管の長さ、メンテナンスのしやすさが変わるため、慎重に検討することが大切です。

適切な場所に設置するためにも、まずはそれぞれの特徴や機能を把握しておきましょう。

ヒートポンプユニット

ヒートポンプユニットとは、ファンを回転させて大気中の熱を集める機器です。
エコキュートは、このヒートポンプによって集めた熱を水に伝えることでお湯を沸かします。ヒートポンプがお湯を沸かす仕組みは以下のとおりです。

エコキュートでお湯を沸かす仕組み
ヒートポンプがお湯を沸かす仕組み
  1. 大気中の熱を取り込む
  2. 冷媒(フロンガス・二酸化炭素など)に熱を伝える
  3. ヒートポンプ内で冷媒を圧縮して温度を上昇させる
  4. 高温になった冷媒を水に伝えてお湯にする

エコキュートの最大の特徴は省エネ性の高さです。熱を新たに生み出すのではなく大気中の熱を活用するため、少ない電力で効率的にお湯を沸かせます。
この冷媒を使った熱交換システムは、ガスや石油の燃焼方式と比べてCO2排出量が少ない点でも評価されており、冷暖房設備にも同様の技術が採用されています。

貯湯タンク

貯湯タンクは、エコキュートで沸かしたお湯を貯めるための設備です。断熱材を用いた構造により、沸かしたお湯の温度を長時間保ちます。
エコキュートは、ガス給湯器のように瞬間的にお湯を沸かすのは苦手です。沸き上げに時間がかかることから、一般的には「電気代の安い深夜時間帯に稼働してお湯を沸かし、タンクに保管して使用する」という仕組みを採用しています。
そのお湯を蓄えておく設備が貯湯タンクです。貯湯タンクは機種によってサイズが異なり、家族の人数やお湯の使用量に合った容量を選ぶことが大切です。

設置スペースに応じて選ぶエコキュートの種類

エコキュートは貯湯タンクの大きさや形状によって、設置に必要なスペースが異なります。確保できるスペースに合わせて、以下のタイプから適したものを選びましょう。

  • 角型タイプ
  • 薄型タイプ
  • コンパクトタイプ
  • ローボディタイプ

なお、機種選びの際には、タンクのサイズだけでなく、搬入経路や基礎の大きさも考慮しましょう。エコキュートはコンクリート基礎の上に設置するため、スペースが足りないと設置できないケースもあります。

角型タイプ

角型タイプはエコキュートの標準モデルともいえるタイプで、貯湯タンクがやや大きめのサイズで、一戸建て住宅に多く設置されています。ラインナップが豊富で、各メーカーがさまざまな機能の製品を展開しています。
目安のサイズは幅60×高さ180×奥行70cmほどです。

具体的な機種として、以下のものなどが挙げられます。

  • パナソニックの370Lモデル「HE-S37LQS」(約1810×600×680mm)
  • 三菱電機の370Lモデル「SRT-S376U」(約1820×630×730mm)
  • 日立の370Lモデル「BHP-F37WU」(約1700×650×730mm)

薄型やコンパクトタイプと比べて価格が抑えられている点も特徴です。

ただしタンクが大きめのため、十分な設置スペースの確保が必要です。

大容量モデルも豊富なため、家族の多い一戸建て住宅での使用に適しています。

薄型タイプ

薄型タイプは、貯湯タンクの奥行きを抑えたスリムな形状のタイプです。角型タイプより奥行きが小さいため、垣根と塀の隙間や外壁沿いの通路(犬走り)といった細いスペースにも対応できます。
都市部の住宅では隣家との距離が近く、角型タイプを設置するだけのスペースが取れないケースもあります。そのような場所でも設置しやすい薄型タイプは、スペースに制約がある住宅に特に適しています。
目安のサイズは幅100×高さ190×奥行40cmほどです。

具体的な機種として、以下のものなどが挙げられます。

  • パナソニックの370L薄型「HE-W37LQS」(約1810×1070×440mm)・460L薄型「HE-W46LQS」(約2170×1070×440mm)
  • 三菱電機の370L薄型「SRT-S377UZ」(約1820×1120×430mm)

コンパクトタイプ

コンパクトタイプは、タンク全体を小型化したモデルです。ワンルームや少人数世帯向けに設計されており、「エコキュートライト」とも呼ばれます。
タンク容量は少なめで、市販品は180〜200L程度が一般的です。
コンパクトで設置しやすいことから、一戸建てだけでなくアパートやマンションでも広く採用されています。
目安のサイズは幅43×高さ180×奥行60cmほどです。

具体的な機種として、以下のものなどが挙げられます。

  • 三菱電機のコンパクトエコキュート「SRT-S186D」(約1820×430×630mm)

ローボディタイプ

ローボディタイプは、貯湯タンクの高さを抑えたモデルです。角型タイプと底面積は同程度ですが高さが抑えられているため、出窓の下や天井が低い場所など、高さに制限がある場所への設置に適しています。
ただし高さが低い分、タンク容量は大きくありません。
市販品は300L前後が主流で、少人数世帯向けのタイプです。
目安のサイズは幅63×高さ156×奥行76cmほどです。

具体的な機種として、以下のものなどが挙げられます。

  • 三菱電機の300Lローボディ「SRT-B306DM」(約1600×630×760mm)

エコキュートの屋内設置は可能?

エコキュートの屋内設置は可能か?

エコキュートは、基本的に屋外設置に適した設計です。理由としては、主に以下のような点が挙げられます。

機器設置場所概要
ヒートポンプ・屋外・運転時に-10℃近い冷気が排出されるため、屋内だと急激に室内の温度が下がってしまう
・冷媒には二酸化炭素が使用されており、漏れたときには二酸化炭素中毒を引き起こす恐れがある
貯湯タンク・屋外
・屋内
状況に応じて検討する必要がある

ヒートポンプは屋外設置が原則です。
貯湯タンクはスペースが確保できれば屋内にも設置できますが、メリット・デメリットがあるため、気候条件・住宅構造・メンテナンスのしやすさなどを総合的に踏まえて判断する必要があります。

ここからは、想定されるシーンごとに屋内設置について詳しく見ていきましょう。

マンションや集合住宅に住んでいる場合

マンションや集合住宅でも、ベランダなど屋外への設置が一般的です。
貯湯タンクは屋内設置も可能ですが、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
気温が低い日でも、貯湯タンク内のお湯の温度が下がりにくい・タンクから熱が逃げることがあり、室内温度の上昇を招く可能性がある
・マンションや集合住宅では、貯湯タンクを設置するスペースの確保が難しい
・万が一の水漏れに備えて、防水や排水設備の確保が必要

こうした事情から、マンション・集合住宅でも屋外設置を選ぶケースが多く見られます。

関連記事:エコキュートはマンションでも使える?交換・設置の条件や注意点を解説

在住地域が寒冷地の場合

-10℃を下回るような寒冷地では、通常のエコキュートは内部の配管が凍結し、正常な運転が難しくなります。こうした環境ではメーカーも寒冷地仕様のエコキュートを推奨しています。
寒冷地仕様には凍結防止ヒーターなどの対策が施されており、-10℃以下の環境でも安定して使用できます。
ただし寒冷地仕様であっても-20〜-25℃を下回る極寒環境ではタンク内の温度維持が難しくなるため、屋内設置が推奨されます。

寒冷地での屋内設置のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
・屋内設置により配管やタンク凍結リスクを抑えられる
・外気温の影響を受けにくく、安定した運転がしやすい
・寒冷地仕様と組み合わせることでより安全性が高まる
・防水や排水設備の確保が必要
・タンクからの放熱により室温が上昇する可能性がある
・設置スペースや搬入経路の検討が求められる

関連記事:寒い季節も快適!寒冷地仕様エコキュートの性能と節約術

エコキュートの設置に関する注意点

エコキュートを快適に長く使うために、設置前に以下の注意点を把握しておきましょう。

  • できる限り水回りに近い距離に設置する
  • 狭い場所に設置するときは低周波による騒音に注意
  • 冷風による隣家への影響も考慮する

できる限り水回りに近い距離に設置する

エコキュートはできるだけ水回りに近い場所に設置することが理想です。配管が短いほどお湯が冷めにくく、すぐに出湯できるため使い勝手が向上します。
配管が延びると、給湯時にお湯が出るまでの時間が長くなるだけでなく、放熱によるエネルギーロスも増加します。日常的な使い勝手やランニングコストにも影響するため、できるだけ短い配管距離で設置することが望ましいとされています。

追い焚き機能付きのフルオートタイプでは、浴室との距離が離れすぎるとエラーが発生する場合があるため注意が必要です。エラーの発生を防ぐため、「浴室とエコキュートの距離は最大15m以内」など、設置距離をガイドラインに定めているメーカーもあります。

狭い場所に設置するときは低周波による騒音に注意

狭い場所への設置では、低周波騒音への対策が必要です。

ヒートポンプは運転時に「ブーン」という低周波音が発生します。フェンスや壁に囲まれた場所では音が反射して増幅しやすく、問題になるケースがあります。この低周波による騒音は健康被害として裁判に発展した事例もあるため、設置場所は周囲の状況を確認しながら慎重に検討する必要があります。

対策としては「防音シート・マット」の活用が効果的で、ヒートポンプに貼り付けたり下に敷いたりすることで低周波音を和らげられます。
また、壁や塀に囲まれた場所では音が増幅しやすいため、できるだけ開放的な場所を選ぶことも重要です。

エコキュートの騒音問題は近隣トラブルに発展しやすいので、できる限りの対策を講じましょう。

冷風による隣家への影響も考慮する

冷風の影響も、近隣トラブルになりやすい要因のひとつです。

ヒートポンプは運転時に-5〜10℃程度の冷気を排出します。隣家との距離が近い状況で換気扇や通気口に向けて設置すると、隣家の室温を下げてしまいトラブルになりかねません。
また、隣家に植物がある場合にも、同様に注意が必要です。とくに寒さに弱い植物に冷気が当たり続けると枯れてしまうおそれもありますす。
設置の際は隣家との距離だけでなく、ヒートポンプの排気方向にも注意しましょう。
なお、マンションや集合住宅の場合は、建物によって隣家との距離も異なります。

不安な場合は施工業者や専門家に相談し、適切な対策を講じましょう。

メンテナンススペースの確保

エコキュートを設置する際は、点検・修理のためのスペースもあらかじめ確保しておくことが重要です。前面は約60cm以上、側面は10cm~30cm程度の空間を確保すると、作業が行いやすくなります。
必要なスペースはメーカー・機種によって異なりますので、設置前に施工説明書で確認してください。

設置できない・避けるべき場所

エコキュートには設置できる場所の条件があります。安全に使用するためにも、以下のような場所への設置は避けましょう。

  • 地面が不安定で傾きやすい
  • 排水が確保できない
  • 換気が不十分で空気の流れが悪い
  • 隣家との距離が極端に近い

これらの条件に該当する場所への設置は、性能低下・故障・近隣トラブルにつながる可能性があります。

設置には基礎工事が必要になる

エコキュートは重量があるため、設置にはコンクリート基礎や専用架台など安定した土台が不可欠です。
貯湯タンクは満水時に数百kgに達するため、設置面が不安定だと転倒や運転時の振動・異音が生じるおそれがあります。
新築では基礎工事と同時に対応するのが一般的ですが、既存住宅への後付けでは土台の追加施工が必要になる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

エコキュート設置で失敗しないためには?

設置の失敗を防ぐには、事前の十分な検討が欠かせません。設置場所は給湯効率・騒音・機器の寿命にも影響するため、スペースの有無だけで判断せず、周囲の環境や使用状況も考慮することが重要です。

業者選びの際も価格だけでなく、施工実績や対応力を確認しましょう。丁寧な現地調査のうえで最適なプランを提案してくれる業者に依頼することで、安心して長く使い続けられる環境を整えられます。

エコキュートの設置前に確認すべきチェックポイント

エコキュートの設置前に確認すべきチェックポイント

設置前に確認しておくべきポイントを以下に整理します。

【設置前チェックリスト】
  • 分電盤にエコキュート専用の200V電源が確保されている
  • 給水・給湯・排水の配管を無理なく接続できる位置にある
  • 設置スペースに加えて、点検・修理用のメンテナンススペースが確保できる
  • 機器の搬入経路に問題がない
  • コンクリート基礎や設置面の強度が十分に確保されている

これらを事前に確認することが、設置後のトラブル防止につながります。

まとめ

エコキュートの設置場所は、機器の特性を正しく理解したうえで、近隣への影響も含めて総合的に判断することが大切です。

不適切な場所に設置すると快適に使えないだけでなく、近隣トラブルに発展するリスクもあります。本記事を参考に、最適な設置場所を検討してください。


この記事を書いた人

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エコキュート交換職人を監修に記事の作成を行っております。お役立ちコラムの他、施工事例の更新も行っております。

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